はろーえぶりわん!本日もSweet Englishへようこそ☆ イマージョンラーニングに可能性を感じて実践し始めた私が、そのきっかけとなった大学生YouTuber、ユート君の動画を解説するシリーズ、3つ目の記事です。併せてこちらもどうぞ:動画のまとめ①:冒頭から16分まで / 動画のまとめ②:16分から34分まで
日々動画はいっぱい見るけど、後になるとほとんど内容を思い起こせないですよね。それだけ人は簡単に忘れていくものだけれど、この動画は一つひとつ細かいところを理解して、そして実践に移したい!そんな思いで今日もまとめ記事を作っていきます★
🔸ユートのチャンネル:【留学なし】字幕なしでドラマを見れて英語を話せるようになった方法
ユート氏の動画コンテンツの詳細:34分〜最後まで
日本語を介さずに新しい単語を覚える方法
これまでの説明の通り、「improve – 向上する」など日本語を使って覚えた単語は「意識しないと使えない知識」になってしまう。英英辞書を使えば、日本語を解することなく英単語を理解できる。
英英辞書は、英語でイメージを説明している。そのため、このイメージを覚えたら日本語訳はいらない。
オススメの英英辞書
Oxford Learners’ Dictionary:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
英英辞書なんて読めない、という人は?
学習者用の英英辞書、Learner’s Dictionaryを読む。それも読めないという人には、ここからが裏技的なところ。その英英辞書の説明を機械翻訳すれば良い。学習者用の英英辞書で、その単語の意味の文章をコピーしてGoogle翻訳に貼り付ける。このほか、イラストで理解する方法もあるので、どちらも使うとより理解できやすい。
例:improve = to become better than before. to make something better than before.→機械翻訳すると、「以前よりも良くなる。何か/誰かを以前よりも良くすること」。改善する、という日本語ではなくこの英英辞書の説明の「イメージ」を覚えていく
間隔反復での語彙暗記とAnkiアプリ
「間隔反復」= 反復する間隔をだんだん大きくすることで、効率よく記憶する復習方法。忘れそうになるちょっと前のタイミングで復習する。初回学んでから1日後、その3日後、さらにその7日後にもう一度その情報に触れる。
世の中に暗記アプリは数あれど、この間隔反復の理論を実践できるのが「Anki」。誰でも無料で使えるパソコンのアプリ。スマホでも有料でアプリが使えるが、スマホは復習専用で基本的にカード作成はPCで行う。
動画の36分頃から、Ankiのアプリで感覚反復がどう実践されるかが示されている。EasyとHardというボタンがあるが、この二つは触らないように。
Ankiでのカードの作成方法の実践
「Anki」と調べて公式サイトから自分のPCに合うものをダウンロードする。デッキの中にカードを入れ、自分のデッキを作っていく。デッキの横にある設定マーク
→Optionsをクリック。以下の通りに設定する。続いて、Addをクリック→新しいウィンドウでFieldsをクリック →また新しいウインドウでAddをクリック ・・・39:45頃まで、ビデオで示された通りの初期設定を行う。
「画像」の欄には、Googleのイメージ検索で見つけたその単語のイメージをコピペしておく。語源もわかれば入力しておく。
YouTube動画からAnkiアプリでのカード作成
動画を開いたら、概要欄を開け、下の方にある「Transcript」を開く。PC画面の右側にスクリプトが示される。
動画をすぐ再生するのではなく、止めたままでスクリプトを上から読んでいく。「i+1」の単語がある文を探す。スクリプトの文章をコピー、YouTube動画のスクショを「画像」の欄に貼る。あとでどのシーンで使われていたかを思い起こすため。
さらにGoogleの画像検索でその単語のイメージを見つけ、「語源」欄に貼る。最後に「Add」ボタンを押してカードが完成。語源は、Chat GPTで”「struggle」の語源を教えて”などと入力して得られた答えをまとめておくのも良い。
Anki用のアドオンの紹介:①Imaze Resizer: 画像サイズを調整できる。無料 ②Migaku: 月5ドル。イマージョンを広めようとしている海外のYouTuberが作ったもの
カードを作る時、単語のいろんな意味を覚える必要がある?
不要。「i + 1」で使われている意味だけでOK。
意味を調べてもピンとこない英文はどうする?
分からなかったら飛ばしてOK。その表現と同じような英語表現に出合うと、後からつながってくるものだから。
TOEIC945取るまでに読んだ洋書紹介
最初に読んだのは「The Alchemist」。自分はあまりリーディングはやっていない。途中まで読んだものを含めると、3年間で15冊。イマージョンラーニングの9.5割はリスニングだった。
リーディングにあまり自信はないが、それでもTOEICのリーディングは15問余りで945点。4,5問のミスだったと思う。リスニングの中でもスクリプトや英英辞書を読むし、ネイティブの情報処理スピードが身についたからだと思う。
今まったく英語ができないならリーディングの比率は上げるべきだが、中学英文法が身についている人であれば、リスニング9割くらいで学習を進めていって良いと思う。
今日からやること:ここまでのまとめ的に
- Ankiアプリのダウンロード、デッキの設定、カードタイプの作成
- イマージョン専用のYouTubeアカウントの作成:普段見ている日本語の動画がおすすめに出てこないようにする
- ドメインを決める:条件に合った自分の好きなYouTubeチャネルを見つける。初心者向けの動画を見るべきと心配されるかもしれないが、ネイティブ向けの動画で「i+1」の文は結構見つかる
- 1日使える限りの時間、意識を100%向けてその動画を見る
- 「i+1」の文を見つけて1日10-20枚、Ankiのカードを作成する
- すきま時間にAnkiを復習し、イヤフォンを付けられる時間はながらリスニングをする。この時は、アクティブリスニングしたことがある動画をダウンロードして聴く。やりたい時にリーディングをする
注意!動画を見るときの字幕は英語にしておく。
フリーフローとは? – アクティブリスニングにはAnkiのカードを作るときと、「フリーフロー」という、分からない英語があっても止めずにずっと見続けるリスニングがある。カード作成が終わったらフリーフローをする(カードを作成したければやってもいいけど)。フリーフローのときは、自分の意識が100%リスニング対象に向いているように注意する。
リスニングとリーディングの比率
中学の文法が分からない段階であれば7割リーディング、3割リスニングくらいが良いと思う。Matt vs Japanのマットも同じ考え。
基本については「勉強」をする必要があるが、単語はAnkiの誰かが作った「プリデッキ」が活用できる。文法は問題集など解かず、解説をパッと読んで理解すればOK。
何もベースがない状態で始めると「i + 1」の文が少なく、分からない文が多い状況が続く。それでも自分の好きな分野なら全然いいよ、という場合はこちらで良いと思う。
自分なら最初の1-2ヶ月で基本単語2,000と文法をぱーっと覚えて、リスニング9割、リーディング1割でイマージョンをやると思う。まあ、やってみて決めてほしい。
リーディングの教材は
レベル別の結構面白いものがある。学習者向けのニュースもいい。自分よりちょっとだけレベルの高いものであればなんでも良い。
中学英文法のベースがない人は、文章でAnkiのカードを作るのがわかりやすいのではと思う。
Ankiのカードをどれくらい作ったらいい?
中学と大学受験の基礎的な単語ならちょっと覚えてるかな?の状態から、4,000カードを1年半くらいで作った。1年半から2年経った頃、Ankiを使うのをやめた。カード作成、復習もやめた。
この頃、ネイティブの動画の理解度が上がり新しい動画がほとんどわかった。知らない単語を無視してもわかるし、いちいち調べるのが苦じゃなくなった。そのAnkiのカード作成の時間をリスニングに充てようと思った。
今後のロードマップ
一つのチャンネルの動画を見まくる → 同じ分野で、合計5つのチャンネルの動画を見まくる。
分野を変えて、同様に合計5つのチャンネルの動画を見まくる。
さらに分野を変えて、合計5つのチェンネルの動画を見まくる。
このときくらいから、新しく見る動画でもだんだん字幕なしで見られるようになってくる。
これが終わったら、海外ドラマを英語字幕付きで見る。
もちろん引き続き YouTubeの動画は見流。新しい分野を開拓しても既存の分野の新しいチャンネルでもOK。
それを続けると、同じドラマを3回ぐらい見てたら字幕なしでも何言ってるかが分かるようになってくる。
そのまま引き続きYouTubeと海外ドラマを見続ける。そうすれば YouTubeの動画は基本どんな分野でも字幕なしで見られるようになる。
あるチャンネルから次へ進む目安は?
①何回も見た動画であれば、字幕なしでも理解できるようになった ②その人の話し声とかに慣れてきた、というのを目安にする。
おおよそ1チャネル2週間から1ヶ月ぐらい。但しこの長さは人による。暗記のカード作成量、アクティブリスニングに使える時間などで変わってくる。英語力がつけばこの時間は短くなる。
英語学習は競走ではないので、自分のペースで^^
起こりうるスランプとその乗り越え方
経験的に、これは必ず起こること。リスニングで結構聴けるようになって理解できているつもりでも実際になんと言っているかが分からない、みたいな時期が来る。引き続きリスニングをしていたらわかる日が来るから大丈夫。
分野を変えると、新しい動画の理解度30-40%に落ちるときもやってくる。その動画で使われている知らない単語が多かったとか、あまり出会ったことがないような文法が使われていた、喋ってる人の速さ・発音などが、理解できないと感じる要因。
返り読みをすると、これまで理解できていた動画も理解ができなくなってしまう。僕も2年間で7回くらい起きた。その状態が4-5日も続いてしまう。自分に起きた当時は解決策が分からずメンタルにきた・・・
そうなったら、自分よりレベルが低い本を、返り読みをしないようにゆっくり読む。そうすると勝手に治る。
もっと詳しくイマージョンラーニングを知りたかったら
Matt vs Japanをぜひ見にいってほしい。スピーキングの具体的なやり方も解説してくれている。
僕も毎日インスタ上げてます
もしモチベーションが落ちてしまうときは僕のInstagramを是非見に来ほしい。ほぼ毎日ストーリーあげている。僕が今後英語の勉強をやめることはないので、この人が頑張ってるなら自分も、って思ってもらえたらと。
ユート君のインスタ https://www.instagram.com/yutop31
さて、ここからどうする?
ふぅ。まとめるの、なかなか大変でした。でも、動画を作ったユート君はその何百倍も大変だったと思います・・・尊敬と憧れしかありません。3年間のイマージョンの実践とハイクオリティな動画、本当にすごい!ステキです^^
今後ですが、Ankiの設定はややめんどくさいかも、と思いましたがぜひ自分でも実践し、成果をみなさんにお伝えしたいです。それと同時に、やり方を万人向けに変えてもっと多くの人に知ってもらえるようにしたいなと思いました。
時間のあまり取れないサラリーマンの皆さんが、どうやってこれを実践していくか。勉強が大の苦手な人たちも、ずっと見続けられるくらい好きな動画を使って英語にハマってもらえるのか。
わかりやすく、楽しく伝えることは私の得意分野なので、日本一わかりやすくて、誰でも取り組めて、ちゃんと英語を話せるようになる英語の学び場を作っていきたいと思っています。
それでは、本日も長文をお読みいただきありがとうございました!See you next time, and happy learning!