ぐもーにんえぶりわん!Sweet Englishへようこそ☆
このところイマージョンラーニングにどっぷりでしたが、今日は「英語が話せる人の世界」を深堀してみたいと思います。正直に言うと、「TOEICの点だけ高くなった人の世界」です。
私の過去の最高得点は930点なのですが、これがまた、辛いのなんの
私は瞬間英作文と音読をメインに英語力を育ててきたので、一般的な?TOEIC900点超えの人たちよりかなり話せるほうだと思います。何なら、TOEIC600点の時でも結構話せましたもんね。
現在40代半ばでそれなりに社会人経験も積んできて、小学校の先生もして、社会人にも教えさせてもらい、英語習得にかなりのこだわりを持ち続けています。が、それでもまだ、こんなもんなんです!というリアルをお楽しみくださいっ。
TOEIC930点は、データ的には上位3%の猛者
TOEIC900点を超える人が全体の何パーセントかを調べてみました。こちらのサイトによると、TOEIC930点は上位3%だそう。偏差値で言うと69くらいですね。*引用元:TOEIC905点〜945点のレベル・すごさ・就職/転職での評価【大学は旧帝大医学部レベル】
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づいて計算したものだそうです。
このデータの母集団は「その回のTOEICを受けた人」なので、日本人全体ではありません。受ける人の中でも事前の準備をしっかりする人、会社に言われて仕方なく2時間の苦行を通過する人、と様々でしょうが、まあとにかくTOEIC900点を超える人が「フツーの日本人」でないことは明らかです。
TOEIC930点って、こんなもんです
TOEICが900点を超えると、多くの会社であの人は英語ができる人、と見られるので英語系の仕事はなんでも回ってきます。
ちょっとメールの英訳を助けてほしい、社内アナウンスの英語をチェックしてほしい、資料を「明日までに15枚」訳してほしい、さらには簡単な通訳のお願いまで。
ちょっとー、簡単に言うけど大変なんだからね。お金取るわよ!と思ってましたが笑、まあ英語のおかげで出世もできたからヨシとしよう。
翻訳は経験が結構積み重なって、社内資料のレベルならほぼなんでもこなせるまでにはなっていました。でも、でもです!話すほうはもう、恐怖でしかない。
日本で、「勉強した知識」=「リアルでは使えない知識」だけが高まると、日々ビクつくことに・・・。なんてチキンな私のチキンなこころ。笑
自分より高いTOEICスコアの人に出会う
<心中穏やかじゃない度数 ★★★ (5つ星が最高) >
だからもう、TOEICで英語力を測るのやめません?と言いたくなるエピソードは数知れず。それでも900点を超える人は周囲に少なく、ドン引きされることもよくあるほど。
なので、鼻高々なところがあったんですよね。それが、入社2年目の子が「TOEIC985点でした」とさらりと言った時の血の引ける感じ。そ、その領域には私は行こうと思わない・・・。
930点くらいで慢心していてはいけないっと思わされた出来ごとでした。そして似たようなことが、ほんといくらでもあります。
英語でxxってなんて言うの?と不意に訊かれる
<心中穏やかじゃない度数 ★>
「英語で”当たり前”ってなんて言うん?」「白菜って英語でなんて言うん?」
んもぉー。人を辞書代わりに使うのやめてくれる?私にだって知らないことのほうが多いのよーーー。特に「勉強して身に着けた英語」なので、そんな白菜なんて知らん。テストに出ないもん。
ちなみに、Chinese cabbage ですけどね。
自分より英語力が低いと思っていた人に、単語力で負ける
<心中穏やかじゃない度数 ★★>
ある日、会社のみんなでBBQに出かけました。よく晴れた空の下で網を広げてお肉や海鮮ものを焼いていたところある人が一言、「ホタテって英語でなんて言うの?」
ホタテ。。いや知らないなーと何も言えずにいると、TOEIC900点の女子が「スキャロプ!」と答えたのでした。
TOEICスコアと単語力が必ずしも比例するわけではありません。点数で人を分けるのはやめましょう(という自戒)。
英語ができる人が周りに出てくる
<心中穏やかじゃない度数 ゼロ~★★>
これは類友っていうやつですね。英語を使う仕事が増えてくると、不思議と周りにもそういう人が増えてきます。
私と同じく国内で勉強している人 → 同情と応援
楽天グループに入社して、なんとかTOEICが800点超えした人 → 応援と尊敬
ザ・日本人な発音だけどヨーロッパに駐在していましたという人 → 憧れ、嫉妬
第一線の同時通訳者さん → 憧れを超え、ただただ度肝を抜かれる
帰国子女 → 息の根を止められる
帰国子女の英語力にへこむ
<心中穏やかじゃない度数 ★★★★>
帰国子女・・・英語力はどうやっても遠く及ばない。育った環境で英語力を獲得しているなんて・・・ズルいー。英語は私の大きな仕事上の武器、長所なのに、一気にそれを奪われた感じがしてしまいます。
一言でいって、ヘコみます。しかも毎日。
TOEICが伸びない・落ちる恐怖にさいなまれる
<心中穏やかじゃない度数 ★★★>
TOEICスコアは、受けた日の体調や問題との相性みたいなもので左右されるところもずいぶんあると思います。瞬間最大風速的に一度高いスコアを取ってしまうと、それが自分の真の実力だと思ってしまう。これがいけないのですよね。
はい、わかってますよ。でも、「私はTOEIC◎◎点だもん」って思いたいのです。
そんな中で再受験すると、その前回の最高得点は簡単には超えられません。私もひどいと900点を超えてから800点ちょっとまで落ちたことがありました。
まあ、そういう点はすべて闇に葬ります(誰にも見せませんっ)。
めいっこに英語の宿題のヘルプを求められて、答えられない
<心中穏やかじゃない度数 ★★>
高校受験の英語くらいまではもう片目でも解けてましたが、高校生の宿題となるとそうはいきません。私のめいっこちゃんは高校で「英語コース」に通っており、ごっつい宿題がでるのですよ、レベル的に。
実家でくつろいでいると「これ教えてほしい」とプリントや小冊子を持ってこられるのですが、ちょ、ちょっと待ってねといって自室にこもり、必死で問題を解くのでした。
Googleのカメラをかざして翻訳したこともあったな。めいっこに「それじゃ実力が伸びない」と言われましたが笑。
まだまだおもしろいのがあります
この手のネタ、まだまだいっぱいあります。
インド人の英語がわからな過ぎて会議で呆れられる。がんばって通訳したのに、がんばって資料を英語で作ったのに、大してほめてもらえない。翻訳、超絶大変だったのにわかってもらえない。英語のできる友達&外国人スタッフでランチ=恐怖でしかない。などなど。
とても一記事では書ききれず、また次でシェアさせていただきますね。
じゃあどうしたらいい?
やっぱり、イマージョンだと思いました。こうやって整理していると、英語を勉強で身につけた=経験が足りていないのだなと今はわかります。
イマージョンラーニングを紹介してくれているユートのチャンネルのユート君のいうところの、「アクティブの知識」が足りてないのですよね。
<3つの知識の種類>
・意識しないと使えない知識 (Conscious knowledge):日本語を通して覚えた知識。「勉強」した文法や単語。単語帳で覚えた単語、など。
・無意識に使える知識① (Unconscious knowledge – Passive):英語を英語で解釈できるが、聞く・読むなど受身でのみ使える知識
・無意識に使える知識② (Unconscious knowledge – Active):自分から、考えずに使える知識。どんな場面で、どんな感情で使うかや、他の単語との関係性や文での役割を理解している知識。私たちにとっての日本語がこの状態。英語を喋れるようになるには、ここをどうやって増やすかを意識しながら学んでいく
詳しくはこちらをどうぞ:イマージョン神動画:ユートくんの動画解説①
このブログを読んでくださっている方は、初級者の方からイマージョン実践中の方、TOEICハイスコアラーさんまで幅広いと思いますが、そうそう私も、って分かってもらえるところもあるのではと思います。
英語にかかわるちょっとイタイ経験、まだまだ続きます。また次の記事をお楽しみに! I absolutely love my enthusiastic English-learning blog readers!