リスニングはイマージョンで、スピーキングはイミテーションで

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あぁー英語が話せるようになりたい。と毎日毎日考えています。特に外国人が隣にいるところで日々仕事をしているわけでもないのに、なんなんでしょうこの執着。まるで万年ダイエッターのように、終わることのない旅路を進んでいるかのよう。

*英語のゴールが見えなくてやる気を失うの図。

ですが、私の英語学習は、英語が「無意識」に変わった時に終わるここまでは、「イマージョンラーニング」と呼ばれる学習法を探求し、そして自分でも実践する中で答えが見えてきました。では、その「英語が無意識になる」って一体どうやればいいのでしょう?

前の記事で、右手で文字を書く、歯を磨く、包丁を扱うことのように、最初ぎこちなかったことも日々繰り返せば「無意識の動作になる」。これは自動化と呼ばれ、英語でもこれをやってのけたい!ということを書きました。 ◆関連記事:絶対音感と英語が話せることの共通点 – 自動化とは?その学習法は?

イマージョンラーニング=自分にわかることを大量に、が一つの大きな答えであることは間違いなさそうです。が、自分の好きな動画をたくさん見ている「だけ」で本当に英語が話せるようになるの?という疑問が消えませんでした。

今日は、その答えになりそうなYouTube動画を偶然見つけたので、ご紹介しますね。直感で、これは何か大きなカギになりそうと感じます。これ、早くやってみたい・・・!!

イマージョンラーニングとは:「イマージョン=浸ること」。習得したい言語に浸かる、つまり大量に聴く・読むインプットを行う言語の習得方法のこと

目次

タイのYouTuberさん直伝:話せるようになる独学法とは?

その動画というのは、How to Speak FLUENT English (by Learning at Home)。「自宅で学びながら流暢な英語を話せるようになるには」です。

ぜひ以下の動画をポチってみていただければと。使っている単語がおしなべて易しいのです!ちょっとだけ訛りがありますが(then → デン、them → デムと聞こえるなど)、それでも総じてとっても分かりやすいです。

How to Speak FLUENT English (by Learning at Home)

19本のビデオで100万人登録!?

チャンネルEng Fluent TVの主は、タイ人のNateeさん。このブログを書いている2024年12月23日現在、なんっとたった19個のビデオで登録者110万人!すごー! https://www.youtube.com/@EngFluentTV

先ほどの一つの動画しかチェックしてないのですが、本人の顔出しなし、アニメに声をかぶせたスタイルのビデオでこの登録者数はアメージングとしか言えません。きっと何かの理由があるんでしょうね。これはまた、この人のチャンネルでイマージョンさせてらもうしかありません。

やはり基本はイマージョン

肝心のビデオの内容ですが、リスニングのトレーニング方法には、やっぱりイマージョンを推奨されていました。英語を時間があるだけ聞く、1日に10時間あれば10時間英語を聞く。

なぜなら、英語を無意識に入れないといけないから。英語が無意識に入ると、文の構造の把握は脳が勝手に、オートマティックに処理してくれる。空いた脳のリソースで、相手が伝えたいこと、重要な情報に意識を向けられるとのこと。ここまでは、はげしく納得です。

でも、マット vs Japan と違ってながらリスニングでも良いよと言っているんですよね。これは学習者の負担は軽くなるのでありがたいけど、でも意識を向けたリスニングってマット氏によると、スーパー大事なんじゃないの?と思ったら、次の話すトレーニングの説明で謎が解けました。

話せるようになるには、「イミテーション」

それは、話すトレーニングで「アクティブリスニング」をやるから、ということが判明しました。話すトレーニング方法のお勧めは「短い区切りのまんまコピー」だそうです。これはイミテーションというトレーニング方法になります。ビデオでは、13:54から説明されています。

*アクティブリスニングとは、その対象に100%意識を向けるリスニング方法のこと。ながら聞きではなく、いわばちゃんとお勉強モードでその映像や音を理解しにいくリスニング、ということですね。

あ、イミテーションって、ブランドのコピー品という意味で使うこともありますね。つまり、本物を模倣、そっくりにコピーしているからイミテーションって言うんですね。ですので、この英語のトレーニングは本物の音声そっくりに、自分でも音を作ってみること、とご理解くださいませ^^

イミテーションのやり方

そのまねっこ、イミテーションですがこんな風に説明されていました。

1. 自分がコピーしたいと思う動画、ポッドキャスト、映画などを見つける

2. そのコンテンツを何度も聞く。この段階で話さなくてOK。意味がわからない語彙は調べる。

3. 内容が理解できたら、まず動画などを流し数語ごとに止めて全く同じ音を言ってみる。

長いビデオであれば冒頭3-5分のイミテーションでOK。長い文は数語に区切って「まんまマネ」する、ということですね。例えば、こんな感じです(ビデオの18:19あたり)

そうそう、わかる。。ネイティブの一文ってとにかく長いのです。日本人(特に会社のおじさんたち 笑)の日本語も長いので、その理由と似たようなものだとは思いますけどね

この区切りですが、レベルが上がってきたら一文で切って真似するといいということです。そういえば通訳トレーニングでも、2−3文保持するトレーニングをさせられたなぁ。。はい、通訳学校に通っていたことがあるのですが、まあその挫折話はまたどこかで

一文が長いときは、簡単に言い換える

このビデオであ、初めて聴いたなこれ、と思ったのが「言い換え」です。

オリジナル: Walking alone in a dense forest at night is absolutely terrifying.(11語)

→ 言い換え:Walking in a forest is scary. (5語)

これは、人間の脳の特性を踏まえたものだそう。細かいところは覚えるのが苦手でも、重要な情報は覚えていられるという。それは確かにそうですよね。

あと、シンプルに言い換えるってすんごい良いです。こういうのを抽象化、と言います。「結局どういうこと?」「小学生にもわかるように言い換えると?」と考えることですね。純粋に、日本語を含めた言語能力が爆上がりします。

プレゼン資料に文字が多くて、作るのに時間かかってそして伝わらないと嘆くサラリーマンのみなさんっ。抽象化して、文字を減らすだけでぐんっと伝わりますよー(という余談でした)。

とにかく、私はこのイミテーションをやってみることにします。もう、完コピしかない!

ひとりごと英語はおすすめしない

以前の記事で私もルー大柴語をお勧めしておりましたが、このYouTuberさんはひとりごと英語はおすすめではないということでした。

● 文法やアクセントを間違う可能性がある。変なクセがついてしまう
●新しい語彙は何も学べない
●身近なノンネイティブと話していても、上記の事象が起こってしまう

うーむ。確かに、ネイティブに通じにくい発音で、実際にはありえない英語を作りまくるのはよくないですが、完コピした英語を脳内再生するのはものすごく良いと思います。それに、日本語環境に住んでいるならなおさら、脳みそを少しでも英語に触れさせるのは良いことだと思うんですよね。

とにかくやってみたくてしょうがない

とにかくやってみたい!これが一番の感想です。リスニングのやり方も楽だし、スピーキングも目覚ましい上達が望めそうだからです。

このNateeさんのビデオを見ればわかるのですが、語彙が本当に易しい。だからノンネイティブにもよく伝わる。それでいて、発音も十分。

これらはきっと、リアルな英語で聞くことと話すことを続けて来られたからなんだろうなと思います。動画の冒頭でもある通り、最初はPoorな(=ひどいレベルの)英語だったそうですよ。

それから、ネイティブ発音を数語ごとにイミテーションするのも良いし、簡単に言い換えることすなわち抽象化、これもすごくいいと思いました。言い換えるのって実は結構高度で、表現が合っているか余裕があればChatGPTなどで調べたほうが良さそうですけどね。

あと、はっとしたのが「聞くための動画と話すための動画は別」っていうことです。はっきり動画内では言ってないのですけどね。聞くためのものは日々好きなものをどんどん流しておけば良い。そして話すためには、自分が気に入った内容で、ネイティブがノーマルのスピードで話している動画を選ぶのですね。

マジメな性格というか、一個の素材を大事にする学習習慣のおかげで、ネイティブの超早い英語コンテンツも全部、最初から、一言一句を再現できるようにならなくては!と思い込んでいた自分に気づきました。

ここはちょっと確認したい

イミテーションにやる気まんまんな私ですが、この動画でのイミテーションの説明がちょっとあっさりし過ぎているなと感じました。ネイティブ音声と同じように繰り返すいうけど、何度も繰り返さなくていいの?と思ったのです。

同じ音声を繰り返し練習するかの説明はこの動画ではなかったので、他の動画を鋭意、確認してみたいと思います。

ちなみにですが、ピアノの練習曲であれば確実に繰り返します。でも、長くて1ヶ月くらいかな。短いと2週間くらいです。発表会に出るような完全に暗記したいものは半年コースなのですが、そもそも2週間くらいで飽き始めるでしょうし。

限られた範囲を繰り返し練習するのはとっても効果的ですが、何より飽きるとか面白くない、というのはすごくよくありません。続かなくなるからです。

ここからは予想ですが、それを補うのが大量のリスニングなのかもしれません。よく似た表現にリスニングの方で出会って、それが話すトレーニングをしている方の表現の記憶・定着を促してくれるのかもですね。

まあとにかく音読とはまた違う、イミテーションというトレーニングを実践してみます!!

結論:話せるようになるには、話すためのトレーニングが必要

言語を話せるようになるには、その言語をシャワーのように浴びていれば良い。話すトレーニングは必要ない、というのがスティーブン・クラッシェン博士の説でした。小学生か中学生くらいまでの子供であれば、これでもOKだと思います。

でも、その時期を過ぎたら意識的なトレーニングが必要になるというのは、周囲の多くの事例が物語ってくれています。だって、ピアノ聴いてたら弾けるようになる?ならないですよね。言葉もピアノも、身体の動きを伴う脳の複雑な活動なのです。ということは、やっぱり脳と体を同時に動かすトレーニングが必要になるのだと、今は考えています。

でもそれが、結構楽しく進められそうとわかったことは今回の収穫でした。それに、あのEngFluentのチャンネルが19本で110万人登録って。一体どういうことなのか、早く動画をあさりたくて仕方ありません⭐︎特にスピーキング力の鍛え方についてよく調べて、またわかったことを書いていきますね。

それでは、今日もお読みいただきありがとうございました!何か一つでも、この記事があなたのお役に立っているなら幸いです

ほんのりあとがき

昨日、日本大学の入学説明会で市ヶ谷に行ってきました!私は別の大学を卒業しているのですが、商学部を出ていて英語教員の免許なんて持っていないのですね。それが、40代の今になって中学・高校の英語の教員免許が取りたいって思ったのです。

通信教育+スクーリングで、仕事をしながら2年で40-50万円ほどで教員資格が取れるとのこと。とっても良心的なお値段ですよね。資格取得までに2年もかかるのねとは思ったものの、入学することを決めました!!子どもたちに会えるのが今から楽しみです^^

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