英語でのオンライン会議、イングリッシュスピーカーと自分だけが先に入室してしまい、まだ通訳できる人が来られていない場合、やや気まずいですよね。な、なんかしゃべらなきゃ。
でも、なんか質問しても相手が何言ってるか分かんないだろうし、ひとまずカメラオフ&ミュートで貝のように待つ。。ということになっていませんか?
ひとこと話せばぐっと場が和むのに、あぁもったいない。良い雰囲気が作れたら、会議の結論だって変わってくるかもなのですよ?
ということで、英語でのオンライン会議の冒頭で使える軽いあいさつやフリートークのキホン表現をまとめました。このうち一つでも覚えて使えば、会議のスムーズなスタートが切れること間違いなしです。その効果的な覚え方もお伝えします!
会議の冒頭に、一言あいさつするだけで場が和む
日本人の会議は、欧米に比べて参加者数が多いと言われています。あの人もこの人も、関係者はとりあえず呼んでおく。その結果、会議参加者の数が10名とか15名とかに膨れ上がり、でも発言者はそのほんの数名。そして内職している人も珍しくないなんてことになりがち。
一方、欧米人の感覚では「なにも言わない人」=何を考えているか分からない人、その場に貢献しない人と見られています。自分の貴重な時間をその会議にささげているのに、何も発言せずに帰ってきてしまっては惜しいですよね。
なので、冒頭のあいさつで一言で良いので声を出してしまいましょう!そうすることで、後の会話でも心理的な発言のハードルが下がります。なにもこれは英語の会議に限ったことではないですけれどね
それに、冒頭のトークは会議全体の進行をスムーズにしてくれます。相手も人間ですから、気持ちよく話をしたいですものね。最初に場を和ませることで、会議の結果も変わることだってあり得ます。
これはもう、冒頭トークをしないと損。ですね!
会議のキホンのあいさつを覚えて使ってみよう
では、いきなりですがクイズです(笑)。瞬間英作文の問題を5つ解いてみてください。初対面ではない相手と会話しているものとして、英語に直してみてください。
Q1. こんにちは、お元気ですか(≒ お疲れ様です)
Q2. 今日は暑いですね。
Q3. そちらのお天気はいかがですか?
Q4. そちらの気温はどれくらいですか?
Q5. 娘さんは元気ですか?
いくつくらいできましたか?では、答えを確認していきましょうー。
1. こんにちは、お元気ですか(=お疲れ様です)
- Hello, how are you? (まずはこれをにこやかに!!日本語ではお元気ですかとは言わないですが、お疲れ様ですの意味だと思ってください。Helloはフラットな関係性ならHiでOKです)
2. 今日は暑いですね。
- It’s hot today.(棒読みではなく、本当に暑そうに言う)
3. そちらのお天気はいかがですか?
- How’s the weather over there?(お天気は国を問わず鉄板ネタ。over there が言いにくかったら、なしでもOK!)
4. そちらの気温はどれくらいですか?
- What’s the temperature like on your side?( on your sideはなくてもOK。なしでも、空気読んでもらえるはず)
5. 娘さんは元気ですか?
How’s your daughter doing?(発音は、日本語での表記への批判もあるかもですが「はうずや どーた どぅーいん」。家族ネタを出しても、相手は喜んで話してくれることでしょう)
5つの質問の一つか二つでも、その場に会話の花が咲くはず!まずはHow are you? からがいいと思います。英語で話そうとしているという意思表示になるからです。
私はインドの方とお仕事する機会が多かったので、ヒンディー語のこんにちはとありがとうを覚えて使っていました。めっちゃ喜ばれます、人として好かれます、なのでその人の母国語もお勧めです!
質問するのはいいけど、どうやって受け答えすればよいの?
質問しても、どうやって返事したらいいの?
。。む。良い質問ですね。どんな返事が返ってくるかわからないし、怖いですよね。そんなときに使えるのが、必殺・オウム返しの技です。相手が話した言葉のうち、自分がキャッチしたものをそのまま繰り返す、ということです。
例えばこちらがお天気の話題を持ち出して、相手が「xxxxxx rainy.」と言うのが聞こえたら、相づち的にこちらも「rainy」とだけ言うのです。全文が聞き取れなくても、気にしない気にしない。
このオウム返しテクニックは英語が上達するとなおさら使わざるを得なくなるものです。というのはですね、こちらが少し話せるようになると「この人は英語が分かるんだ」と相手に思われ、無断でマシンガントークをしてくることが多々あるからです(笑)。
分かっているふりは良くないのですが、どうにも会話を中断できない雰囲気のときや、やり過ごしても問題なさげなとき、私はこのオウム返し技で、自分が分かった単語だけをリピートしています。それによって、相手のトークをこちらが受け止めていますよ、と示すこともできるのですね。
会議の途中や終わりのために覚えておきたい 4つの表現
では、あと4つだけ。会議の途中や最後に使える表現をまとめておきますね。
ミュートになってますよ。 You’re muted.
こちらの電波が良くないです。I have a bad internet connection.
次の会議があるので退出します。 I have another meeting, so I need to leave.
また後で議事録を確認します。 I’ll review the minutes later.
英文を暗記して、話せるようにする方法
オンライン会議であれば相手からこちらの手元は見えないので、言いたい表現をメモに書き出したりして持っておくと良いと思います。もっと言うと、メモを見なくても自然と口から出てくるともっと楽ですよね。
そのためには、英文をひたすら音読するのがお勧めです。具体的には、覚えたい文を1日 10回x1週間。限られた英文であれば、これくらい繰り返すと体に馴染んでくるようになりますよ。欲張らずに、言ってみたい3文から始めてみてはいかがでしょう。
最後に、この記事で出てきた文をコピペしても使ってもらえるよう、まとめておきます。使えそうなものをメモしてもらうだけでもうれしいです!
- こんにちは、お元気ですか(≒ お疲れ様です)Hello, how are you?
- 今日は暑いですね。 It’s hot today.
- そちらのお天気はいかがですか? How’s the weather over there?
- そちらの気温はどれくらいですか? What’s the temperature like on your side?
- 娘さんは元気ですか? How’s your daughter doing?
- ミュートになってますよ。 You’re muted.
- こちらの電波が良くないです。I have a bad internet connection.
- 次の会議があるので退出します。 I have another meeting, so I need to leave.
- また後で議事録を確認します。 I’ll review the minutes later.
まとめ
英語の会議、という以前に人と人とが話をする場ですから、ぜひ会議冒頭のトークを英語でチャレンジしてみてください。カタコトでも大丈夫、気持ちはちゃんと通じるものです。それで場が和んで、会議の進行もスムーズになりますよ。
Hello, how are you? から始まって、お決まりの表現はそんなに多くありません。まずは3つ、覚えてみませんか。1日10回の音読を、1週間ほど続ければ英語が口に馴染んでくるはず。あとは実践あるのみ!
質問をして、相手が発言してくれたことが分からなくても大丈夫。聞こえた単語をそのままリピート=オウム返しをすればOKです。小さな成功体験(いや、成功でなくても大丈夫です!)を作ってみてくださいね。
今回も、お読みいただきありがとうございました!Thank you for reading, and see you next time!