「パタプライングリッシュ」を2年続けたらこうなった②

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私は2021年の10月末にパタプラを購入し、2年近くほぼ毎日、活用させてもらいました。社会人になってから、そこまで使い込んだ教材は他にありません。

すごく良いなと思うところ、続けるためのすばらしい仕組みもあり、一方で、もう少しこうだったらなと思うところも正直、いくつかありました。そこでこの記事では、今購入を検討されている方や、購入したけど続けられていないという方に向けて、私の正直なレビューをお届けします。

前の記事、「パタプライングリッシュ」を2年続けたらこうなった①と併せてお読みいただければと思います。

目次

私に起きた、パタプラのトレーニング効果

購入当時、私は英語を、日本語から訳しながら話すクセがありました。仕事で時折、英語で話したり外国人エグゼクティブのスピーチを聴く機会があったのですが、英語だけだとスピードが追いつかないのです。それに、長時間だと疲れちゃうので、Zoomを通訳さんの日本語と切り替えたりしていました。

TOEICはパタプラ購入の半年ほど前に920点を取っていたし、周囲からも英語が得意な人と見られていました。が、リアル帰国子女とは歴然とした差があります。うーなんとかこの状況から一歩抜け出したい!

と日々思っていたところで、インスタでのパタプラ広告を見つけました。吸い込まれるように記事を読み込み、そのまま購入ボタンを押しました。いわゆる衝動買いです。なぜか、とてもワクワクしたのを覚えています。

次の日から早速トレーニングを始めたところ、こんな効果がありました。

2か月くらいで、なぜかリスニングが楽になった

話すトレーニング教材なのに、聴くことが楽になったのです。単語一つ一つを、今までよりクリアに把握できるし、保持もできている感じです。

開始から2か月というと、順調に進めていれば教材全体の8割くらいは終えていることになると思います。一定のトレーニング量を積んで教材の英文が体にインプットされ、これがリスニングの受け皿となったのでしょうね。

松尾先生によると初期のほうでリスニングが楽になるというのは私に限ったことではなく、多くの方に見られる現象だそうです。

3カ月くらいで、話し始めるスピードが格段に上がった

会話において、相手の発言に反応するスピードが上がりました。パタプラで、英文を次々に展開して文を完成させるトレーニングを続けていたおかげだと思います!

英語を話すことへの心理的抵抗が減った

「普段から話しているから、話せるようになった」ということだと思います。当時、私はお仕事のほとんどが日本語で、英語を使う機会は5%くらいだったかなと。

そんな中、急に英語に切り替えると、たとえ簡単なことを言うのでもこころの抵抗が出てくるんですよね。口がまわらない!ということも良くあったのです。

それが、パタプラで毎日毎日ひとりで英語での会話をイメトレしていると、リアルに廊下でばったり外国人エグゼクティブとすれ違っても、ほぼ無意識で、余裕で会話できるようになりました

TOEICでパタプラの表現を何度も見つけた

パタプラはビジネス表現を扱っているので、TOEICでも効果を発揮してくれました。聴くほうでも読むほうでも、何か所もパタプラの表現を見つけられました。試験の小さな楽しみになってましたね。

例えばリスニングであれば一語一語、神経を張って聴きとっていました。それが、パタプラで「チャンク=音のかたまり」として覚えている表現に出合うと、まとまった部分を一瞬でガシッとつかめる感じです。理解が楽にできて、ありがたかったですね。

パタプラの、こうだったら良いのになと思うポイント

ここまではパタプラを激推しさせてもらってきましたが、もうちょっとこうだったらなぁと思うポイントも実は、いくつかあります。合う人にはとても合う教材だと思いますし、実際に周囲のお友達にもお勧めしました。その上、パタプラのインタビュー動画に出させてもらっているので正直書きにくいのですが、私の観点から「万人向けの教材ではない」ということだけお伝えしたいと思います。

何よりも、難易度が高い

正直、難しいです。始める前にTOEIC800点くらいはないと、なかなかキツいと思います。

確かレッスン5か7くらいに、超長文のパターンプラクティスが出てくるんですね。上司が部下に指示を出しているシーンで、基本の文は「I need you to…」。

その後の入れ替えの表現が「トナーカートリッジを変える」「Mr.xxxとのランチョンMtgの予定をリスケする」「高級ホテルで今夜、5名の予約をする」などなど。とても実用的ですが、前に発言した内容を保持しておきながら文の一部を入れ替えるって、本当に大変です。

私は最初これができなくて、同じレッスンを朝、晩と2回やっていました。それでも厳しい人は、最初からテキストを見てしまうのも良いと思います。

ちなみに教材開発者の松尾先生は、基本的には耳で音を処理していくことを推奨されていますが、難易度が高くて心折れそうという場合は ①テキストを見たり、②レッスンを繰り返す頻度を高くしたり ③言えない表現を10回口に出してみてください

スクリプトに笑いがない。。

これは私が関西人だからかもしれません。おもしろくてストーリーをつい追いかけてしまう、という内容だったらいいなと思います。登場人物が複数おられる中で、ランとキムという人物がもめたり、上司がそれを仲裁したりします。普段朝イチからトレーニングしてましたからね、もう少しハッピーな内容だったらいいかなと思ったりします。。

それから、反復学習もするので飽きる、という声も学習仲間さんからも上がっていました。これが、中川家のコントみたいに何回聞いてもおもしろいものだったら和らぐのではと思うのです。

でも、他で面白い英語教材ってあんまり出合ったことないですけどね(なので、私の夢は面白くてたまらない、日本イチの英語教材を作ることです!)

パタプラの表現「だけ」ではペラペラになれない

パタプラで伸ばせるのは、あくまでもパタプラに出てくる表現プラスアルファの範囲のみです。英語はこれだけで安心!というフルパッケージではありません。

そこで、パタプラの内容をベースとして「マイチャンク」を積み上げていく必要があります。パタプラに出てくる表現だけでは、自分の仕事や生活に必要なものの全てをカバーできないためです。

要はペラペラを目指すのであれば「ひとりごと英語」の段階を必ず通らなくてはいけないということです(ひとり言英語については、また別の記事で触れますね)。

これについては松尾先生も必要性を説いておられますが、チャンクを集めること、教材に入力すること、正しいチャンクを集められているか確認が必要なことなどが面倒で、実は私もほとんど取り組めていませんでした。

そのため、パタプラ「だけ」でペラペラには達することが出来ず、教材内の表現をほぼ覚えた約2年が経った時点でこの教材を卒業させてもらいました。

発音のチェックがしてもらえない

パタプラで長期間学ばれた方の発音をお聞きし、ジャパニーズイングリッシュだなと感じたことが何度かありました。通じるレベルではあるのですが、パタプラで発音も少なからず矯正されると思っていたので、少し意外でした。

パタプラには自分の発音を録音する機能もありますし、そこで本来の音声と比較するのも良いでしょうね。それに今は発音をAIでチェックしてくれるアプリなどもたくさんあるので、そちらを使うのも良いかもしれません。

ですが発音のチェック機能がないことは、そこまで大きなネガティブポイントではないと思います。会話が成り立つためには、テンポよく話し始めること、短くキュッと話し終えることのほうがよほど大事ですもの。特にビジネスではそうですよね。

パタプラが向いているのはこんな人

前の記事と併せて、パタプラが向いている人を3つにまとめました。

  • 会議などビジネスの場で英語を使う機会を増やしたい
  • 中学までの英語を、理解しているだけではなく大量の音読や瞬間英作文などで体にしみ込ませている
  • ある程度自分で学習のペースを作っていける自己管理力がある

・・・これをひっくり返すと、パタプラ購入を見送るか、少し先にしたほうが良い人ということになると思います。何よりも、②の基礎がないのにパタプラを買ってザセツ。という方を何人か見てきたのですよね。

高いわけではないけどお安いわけでもないパタプラの教材費用。これが30万円なら必死になるのかもですが、数万円のコストだと教材を途中で放置してもまあいいか、となってしまいやすいのではと思います。

まとめ

パタプラはとてもすばらしい教材ですが、英語学習者が100人いたとしたら、上位10-15%くらいのビジネスマンにフィットするものなのではと感じます。

日々進化を続け、コンテンツのレベルの高さに加えてアプリにおける習慣化の仕組みも秀逸ですが、やはりレベルが高いのでまずはサンプルレッスンを見てみるのが良さそうですね。60日の返金保証があるのも安心です。

(購入される場合は紹介制度があり、Amazonギフト券が紹介者と紹介された方にもらえるので、もし申し込まれる場合はお問合せフォームからお知らせいただければと思います

今回も、お読みいただきありがとうございました!Thank you for reading, and see you next time!

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