瞬間英作文でもっと楽に効果を出すための、重要すぎるコツ

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瞬間英作文は、英語上達の上で欠かせないトレーニングです。わたしは留学経験などなしで日本人オンリーの環境で育っても、大学受験が終わったら英語が話せるようになっていました。これを実現させてくれたのが大量の音読と、瞬間英作文でした。

瞬間英作文で効果を上げるための大切なポイントは、この記事で書いた通りです。
<①目的をはっきりさせる ②文法を理解した上で取り組む ③何度も繰り返す>
■関連記事:瞬間英作文で効果を出すための、3つのポイント

ですが、もう一個だけ、多くの人がやっておられないのでは?と思う重要なコツがあるのです。それは、「イメージに音声をペタっと貼ること」です。その日本語を発信している状況を瞬時に「1枚の絵でイメージ」して、それに合う英語の音声をパッと言う、これができれば英語を言うのも聞くのもすごく楽になります。

どういうことか、もう少し詳しく書いていきますね。

目次

瞬間英作文する日本語を、「文字だけ」でとらえていませんか?

「彼らは豚肉を食べません」「お腹減ってないの?」・・・よくある瞬間英作文の日本語の例です。これらを最初は「文字で」見ることになると思います。あるいは、音声教材があれば音声で耳に入れますよね。

それを訳していく、というのが普通の練習方法だと思います。絵にすると、頭の中はこんな感じ。

はじめて瞬間英作文の教材を手にして、最初はここを通りますよね。ですが、実践で使えるようになるためには、この次の段階に進んでほしいのです。なぜなら、このままだと実際の会話についていけないから。スピードが遅すぎるのですね。

こうすると、瞬間英作文がすごく楽になる

ではどうするかというと、瞬間英作文する日本語を見たら、一瞬で1枚の絵にするのです!

イメージを浮かべるときに「かれらは ぶたにくを たべません」という音声が頭の中に流れてもいいのですが、この処理はできるだけ短くします。そのほうが楽ですしね。

で、このイメージに「They don’t eat pork.」という英語の音声をペタっとくっつける感じ。絵と音をできるだけ早くマッチさせるゲーム、というとこの感覚が伝わるでしょうか。

「LINEスタンプ式」のいいところ

私はこれを、「LINEスタンプ式」と呼んでいます。LINEのスタンプって、一瞬でぽんっと送れますよね。それに、言いたいことも、文字より何倍も伝わるもの。一瞬でぽん!これが、高速で英語を聴くときも話すときも次々処理していくときの感覚です。

CONYちゃん風のうさぎさんを書いてみました(笑)

LINEスタンプ式で英語を処理していくメリット

LINEスタンプ式の良いところを3つにまとめてみました。どれもとてもおいしい!

聴くのが楽になる

えっ話すトレーニングなのになんで?って思われるかもですね。日本語でも、文字を読むよりマンガ、動画のほうが何倍も情報があって、頭に残りますよね。

英語の音声を聴くときも同じです。英語を聴いて瞬時にイメージに変えることができれば、ダンゼン頭に残りやすくなるのです(専門的にはこれを「言語の処理は、音声知覚の後で意味理解を経る」と言います)。

話すのが楽になる

「LINEスタンプ式」は日本語を一語一語訳さず「音のかたまり」ととらえます。そのため、一息で話せるようになります。

なので、日本語をどのように英語に訳すか「理解」をした後は、「1枚の絵とセットになった、音のかたまり」として口になじませる練習をして下さいね。ぎゅっと凝縮した、早口言葉のトレーニングをする感じです。

もちろん長い文は一息で話すことはできないので、その場合は文を一息で話せる長さに区切ります。例えば、「I’m looking for someone who can teach me German.」という文なら、前半の「私は探しています」と「ドイツ語を教えてくれる人」の二つに区切る感じです。

感情がくっつけられる=記憶を助けてくれる

瞬間英作文する日本語のシーンをイメージすることで、そこに感情がくっつけられるんですね。「先月、あなたに20ドル貸さなかったっけ?」という英文の場合、この言葉を発したいのはどんな状況かを想像して、また追加でお金借りたいの?!というイライラを言葉に乗せられそうです。

感情を伴うイメージは、記憶に残りやすくなります。なので、私の瞬間英作文のトレーニングはいっつもイライラしたり怒ったり悲しくなったり、なんとも心が忙しい感じでした(笑)。

・・・瞬間英作文って、正直、ツラいんです。最初はサビサビの自転車を漕いでるみたいな感じで、全然前に進まないんだもの。多くの人が世の中の英語教材を買ってザセツする理由って、面白くない、成果が感じられないからというのも大きいと思います。瞬間英作文もそうなんですよね。。

でも、絵と音をできるだけ早くマッチングさせるゲーム、だと思うとどうでしょう?苦行ではなくただのゲームなんですよね。体にしみ込むまで、何度も何度もインプットしたら、そりゃアウトプットも楽になります。

実際にやってみよう!

では、この3つの日本語の文字を1枚の絵やイメージにしてみてください。

できました?簡単でしたか??イラストだけ載せておくとこんな感じでしょうか。②はまさかの職務質問のシーンにしてみました(笑)。

ちなみに、イメージを英語に直すと以下の通りです。

まとめ

まとめというか、「瞬間英作文をやり過ぎた人の末路。」という経験をお話しさせてくださいね。

受験で瞬間英作文をたくさんやり、社会人になってからも森沢洋介先生の教材などで瞬間英作文をやり続けたところ、「ネイティブ同士の会話についていけない」という悲しい現象が起きました。

スピードがとにかく追いつかない。そりゃそうですよね、つねに訳しているんだもの。それに、相手の話も処理しつつ、自分の言いたいことをテンポよく話すなんてもう、長い間私には「英語=脳が疲れる=ちょっといやなもの」でした。

この状況を脱するためにやったのが、ここでご紹介したLINEスタンプ式で、一瞬でイメージを想起することです。瞬間英作文をやっているときの私の頭の中は、紙芝居を見ているように次々にイメージを沸かせています。その上、そのイメージに怒ったり嘆いたりと感情をくっつけているので、それはもう大忙しです。

そして、ネイティブ同士の会話についていけない理由には慣れ、語彙不足などなどがあり、ひとりごと英語やディクテーション・音読でこのステージを抜けることとなりました。これについてはまた記事にしますね。

今回も、お読みいただきありがとうございました!Thank you for reading, and see you next time!

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