英語の発音、日本人のカタカナ英語ではダメなのでしょうかね。私は、通じればいいと思っています。サムライ English is COOL! だと思いますよ!
ただそれは「通じれば」のお話しです。日本語をがんばって話す外国人のお話しも、お国なまりが強すぎるとちょっと聞き取るのに疲れちゃいますもんね。相手にとってナチュラルな発音のほうが良いのは間違いないので、「発音の勉強は厳密にやる必要はないけど、出来るだけの努力をする」のが正解ということになりそうです
それに、発音の勉強量ってすごく少ないのです。文法やボキャブラリーに比べたら、あっという間です!自分が聞き取るときも楽になるし、相手にも通じやすくなって、ビジネスで英語を使う人は信頼度もアップ。もうこれは、発音をサクっと学ぶしかないですね!
発音の記事まとめ
じゃあ発音を学ぼうとなったときに、何からやればいいのか?というと、まずこのブログの4つの記事にお目通しください(笑)。■関連記事:発音矯正の記事① / 発音矯正の記事② / 発音矯正の記事③ / 実は重要な口の開け方
・・・と言っても全部読むのは大変なので、要点をまとめたものがこちらです。
お勧めはノド発音ですね。口の開け方の記事に書いた、自分でもできるノド発音をぜひぜひ、お試しください。いつもより深くてセクシーな?自分の声の変化に、きっとびっくりされるのではと思います!
英語の音の種類を31分で知れる、お勧めYouTube動画
このノド開け発音を試した後は、31分の動画で発音の種類や日本語との違いを知ると良いと思います。Atsu EigoのAtsuさんと、ネイティブの男性(イケメン&イケボ)が音の種類別に、どんな音か、実際の単語の例と注意事項などをテンポよく説明して下さっています。
30分でかなりの情報量です。全部覚えなきゃ―!だと大変なので、「あ、これは自分の知らなかったことだな。ちょっと気をつけてみよう」がいくつかあれば良いと思います。
特にこの音の作り方が難しい
英語と日本語の差はたくさんあるため、特に日本人が難しいと感じる音とその作り方をまとめておきますね。
・r : 舌を口の中で丸め「ゥル」と発音。ちっちゃいウをつけると、自然とノドが開くのでうまくいく
・th : 舌を歯でサンドイッチ。でもその慣れない口のカタチより、息をいっぱい漏らすのがポイント
・v : fとセットの音。小中で習ったリコーダーを弾くイメージで、くちびるがブルブル震えるくらい息を出す
・f : vとまったく同じ口の形で、濁らない音にする。これも息の量がポイント
動画の説明を見てもらっても分かると思うのですが、勢いよく息を出す音が多いなって、気付いてもらえたでしょうか。ノドを開ける口の使い方ができていれば自然とそうなりやすいですし、英語が日本語よりもたくさんの子音を使う言葉であることにも納得ですね。
二重母音とは
それから、動画内の説明で「二重母音」という単語がさらっと使われていますが、つまりこういうことです。
文字は一つだけど、音は2種類組み合わせて読むことですね。1文字だけど、2文字分の音を読みます。という、親切な補足でした^^。ここを踏まえて、上記の動画を数回程度、一緒に発音しながら確認してもらえばと思います。
ひそかに影響している、ローマ字読みのクセ
多くの学校では小学校4年生でローマ字を習いますが、「訓令式」という書き方を教わります。それが、英語ではなく日本語の授業として行われます。そこで習ったまま、大人になった今もパソコンのキーボード入力の操作をされている方も多いのでは?
これが、英語の書き方とは離れているものが少なくないのです。代表的なところで、この5つが大きく違っています。
英単語の一部に「si」を見て、「し」って呼んでいませんか?単語や文脈によるけど、息の多い「スぃ」と読むことが多いです。もっと影響が大きいのが「tu」で、これを英語で「つ」と読むことはないですね・・・「テュ」になります。
このローマ字の影響が、英語の読み方や発音に少なからず影響していると思うのです。小学校高学年の英語の講師をしていたとき、何よりも苦労したのがこの差を埋めることでした。プリントでたくさん練習したけど、みんな素直に訓令式を採用してくれるのでした。。
ではもともと母音が多い言語を話す私たちが、ローマ字に馴染んでいる中で英語の音にどう向き合うか?それは、①まずは英語の定番表現を知る、②発音の基礎を知る+動画も活用、③定番表現の発音を修正する、という順番が最も効率的だと考えています。
英語を学ぶ全体像、次の記事で具体的にご説明しますね。
まとめ
仕事で、プロの同時通訳の方とお仕事をすることがこれまでに何度もありました。憧れの存在だし尊敬しかありませんが、発音がみなさんネイティブ並みかというと、そうではないなーと思う方もたくさんおられました。
通訳になるには何年もかけて膨大な勉強を重ねる必要がありますが(あと、通訳スクールは大学の授業料に近いお金がかかるところもあります)、そんな普通の人の何十倍も英語にコミットしている方たちも、発音をそこまで磨き上げられているわけではないのですね。
通訳に一番に求められるのは、的確な訳を瞬時に作り出すこと。なので発音は一番大事なことではないのですよね。「超絶美しい発音だけど、ほとんど訳せない通訳さん」って、成立しないですもんね(笑)。
私たちも同じで、とにかく黙ってしまうのが一番よくないと思います。私も、仕事で自分の思うことを言えなくて信頼を少しずつ失っていったことが何度もありました。
発音を向上させるメリットはたくさんありますし、勉強量も多くない。さらに、デキルとカッコいいのでぜひ、この記事で書いた勉強法にトライしてみてください!Thank you for reading, and see you next time!