海外でも、ほぼ日本語で通したお姉ちゃんの話。

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今回は、英語を話すって、ほぼ勢い?と感じた経験談をお話ししますね。というのは、2泊3日で私のお姉ちゃんと、その娘=めいっ子ちゃんとフィリピンに旅行してきたのです!

目的は、留学の下見。めいっ子ちゃんが日本で通う大学のカリキュラムに留学が組み込まれているのですね(・・・まぁなんて贅沢なこと)。お目当てのフィリピン大学 ディリマン校と併せて、フィリピンの治安や交通、スーパーやコンビニなどなどの環境チェックに行ってきました。

めいっ子ちゃんは高校も英語コースだったし、大学は英語専攻ではないけど語学を学ぶ環境は整っている模様。それに、今回のフライト予約時に料金を二重に支払ってしまったトラブルがあったのですが、それも英語でチャットや電話して自力で解決していました。これは期待大。

一方、私のお姉ちゃんは学生時代から何十年も経過していて「英語はよろしくー」といういう完全おまかせスタンス(おいっ)。海外旅行は人生3回目で、フィリピンは3人とももちろん初めて。さてさてどうなることやら。。

目次

一番大きなトラブル=空港からのタクシーでボッタクリに遭う

どんなに準備しても、やっぱりあるんですよねトラブルが。今回、一番おっきなのが空港からのタクシーでぼったくられたこと。相場の5−7倍の料金を支払うことになりました。

空港からホテルまでの移動はタクシーが一番良いこと、でもそのタクシーには何種類かあり、トラブルも多いことまでは事前に情報を仕入れてました。ですが、いざ着いてどうやってお目当ての種類のタクシーに乗り、料金を調べるかまでは具体的に3人で打ち合わせをしておらず。。

空港のタクシーのロータリーで、すんごいクラクションと排ガスの中で目が泳いでるツーリスト女子3人って。。そりゃもう、カモネギちゃんですよね。体格の良いおばちゃんが寄ってきて、私はオフィシャルの案内人だとIDカードを見せられ、なすがままにちっさい伝票にサインさせられたところ、滞在先ホテルまでのタクシー料金は2,500ペソとのこと。そ、それは高い。そして交渉の末2,000ペソを支払いました。日本円にして、5,000円ちょっとくらいです。

同じ空港ーホテルの距離を、帰国時に手配した配車アプリだとアプリだと300ペソ弱で済んだので、実に7倍も払ってしまったことになります。日本だと10キロくらい移動して5,000円ならまあいいかというお値段だし、おばちゃんの圧がすごく断りきれなかったので払ったのですが、実は私たち、日本の空港でほとんど現金を両替してこなかったのです。そのため、着いて早々キャッシュがほとんどなくなるという不安の渦に見舞われたのでした。もう3人の雰囲気、悪い悪い(笑)。

とまあこんなスタートでしたが、これ以外は順調に進んだ旅となりました。
ちなみにですが、現金はUSドルで現地調達=ホテルのフロントで両替しました。本来、日本円をペソに変えるには銀行まで行かなくてはいけなかったと思われますが、私、偶然USドルを$33持ってたのですよ!!世界を旅するYouTuberさんがドルにこれまで何度も救われた、と動画で旅のハックを紹介されていたのを覚えていて、昔の旅行の余りを持っていたのでした。これは本当に命拾い。ふぅ。

なんとかなる①:飛行機のアナウンス

今回は行き帰りとも関空を利用しました。特急はるか号で空港に着くとそこはもう半分外国です。アジア系の旅人が多かった印象。そしてフィリピンまでは、みんな大好きLCCを利用します。行きはジェットスター、帰りはセブ航空で往復4.5万円ほど。助かるわ。

ということで出発ゲートのアナウンスはタガログ語、英語、日本語の順。日本語の情報量はやや少ない気がするけど、全く英語ができない、に等しい姉も日本語のアナウンスがあるから問題ナシでした。帰りの便も、なんとなくみんなが動くのに合わせて付いていけばこれまた問題なし。

なんとかなる②:フライト中のCAさんとの会話

LCCでは皆さまご存知の通り、飲み物などは有料です。なので、お飲みものいかがなさいますか?の会話は基本、不要です。

帰りのセブ航空のフライトで、ワゴンを持ってCAさんが回ってきてくださいました。機内が寒かったのでホットコーヒーを買うことに。姉が「コーヒー二つ」と日本語で頼んだところ、コーラが出てきそうになったのです。そこは私がサポートして、なんとか空の上で温かい飲み物をゲット。発音は「コーヒー」じゃなくて、「買うフィ」ですわよ、お姉様。アクセントは「ぅ」に置いてね。

なんとかなる③:入国審査

フィリピンへの入国審査はさすがに1名ずつ通らないといけないし、職員さんは愛想ないし何言ってるか分かりにくい。お姉ちゃん、だいじょぶ?と心配していたところでした。

そしたら。。日本語で「写真」「まっすぐ」と言われただけだったようです。一人ずつ、カメラを見て顔写真を撮る指示ですね。よくあるような、滞在先、滞在日数や旅の目的を聞く会話は一才なし!ということでここもなんとかなりました。ただちょっと、ぶっきらぼうすぎる職員さんが怖かっただけ笑。

なんとかなる④:レストランでのオーダー

普通のレストラン、現地で人気のファーストフード(Jolibee)、あと丸亀製麺にも参りました。これもメニューを指差して「ワン」と言えばいいので全く問題なし。丸亀製麺に至っては、メニューの名前が「温玉ほにゃらら」など日本語なので、現地スタッフさんより発音が良いというオチ付きでした笑。

なんとかなる⑤:ホテルのフロントでの会話

ホテルのチェックインとチェックアウトは姉が担ったわけではないのですが、日本から持っていった帽子の紐の一部がびよんと伸びてしまい、ちょっと邪魔だったんですね。フロントの人に、ハサミでその紐を切って欲しいなーということでその帽子と紐を持って「カットプリーズ」と言ったら、これまた目的達成。

なんとかなる⑥:コンビニやショップでのお買い物

あとは街でのお買い物。複数のドラッグストア、コンビニ、カフェ、大型のスーパーにも行きました。どこでも紙袋に無料で入れてもらえて、そのレシートをホッチキスで袋に留める、というスタイルでした。これであればアメリカやヨーロッパみたいにベルトコンベアに商品を自分から置いて、それをレジを通ったら急いでお支払いして袋に詰める、ということも必要ありません。お支払いも比較的ゆっくり待ってもらえたり、どの紙幣やコインが良いかアドバイスをもらえたりと店員さんが親切だったため、全く困ることがありませんでした。

ルー大柴語で、どんどん行こう

ということで、お姉ちゃんは勢いで3日間を乗り切ったのでした。細かいところは私とめいっ子ちゃんがサポートしてましたし、事前の税関への申請やフライト予約画面は全て英語のため、そこは彼女一人では厳しかったと思います。が、現地では日本語で話し続けてもニュアンスをくみ取ってもらえることを、目の前で見せつけられたのでした。これはなかなかのカルチャーショックでしたが、そう言えば日本でも、外国人に話しかけられて日本語で通してる関西のおばちゃんとかいますよね、まさにその感じ。笑

一方、もうちょっとめいっ子ちゃんは前に出て欲しいと思った場面がいくつかありました。私は最低限のサポートしかしないように後ろに立つようにしていましたが、彼女がなんと英語を「あまり話したくない」と言うのです。留学したいなら、もう少しアグレッシブさが欲しいところだなぁ・・・

姉も旅の間に何度か「英語ができたらなー」と言ってはいましたが、日本に戻ると日常の忙しさのなかでそのモチベーションは海のモクズのごとく消滅していった模様。そりゃそうですよね、あれだけ通じたんだもの。

英語を話したいと言う人にはたくさん出逢いますが、人生で何度か海外旅行に行くくらいなら、必要なフレーズを5個覚えるだけでも十分では?それよりもはるっかに大事なのは、日本語でもいいから話そうというスタンスなのねと思い知った旅となりました。

どんなに英語が苦手でも、まずは日本語 with 度胸とスマイルで話してみる。そして話せるって楽しい!と思えたら、次にルー大柴語で日英ミックスにチャレンジしてみることをオススメします。こうして、話せる→楽しい→もっと学びたい、の好循環に入れるとサイコーですね!

Thank you for reading, and see you next time!

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