英語を学ぶ前にここをチェック!学生時代の基礎がない場合どうするか

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はっきりした英語学習のゴールを決めてあり、学習メソッドも専門家のアドバイスを受けているし、時間も取れている。なんなら結構なお金だってかけている。なのに、思ったような成果が出ない・・・そんなとき、心折れつつYouTubeやインスタなどで新しい勉強法やスクールを探し始める方も多いのではないかと思います。

新しい勉強法を試しそれが自分に合うものであればまだ良いのですが、また望んだ成果が出せずに教材探しの旅に出直すという、堂々めぐりになるケースがとても多くあります。そこにある根本的なのに誰も言っていない、英語学習の不都合な真実に今日は切り込んでみたいと思います。

勉強法を変えるとまた追加でお金もかかるし成果もイマイチ。んもうエイゴなんて大キライだぁあああ!!となる前に、この記事がお役に立てば幸いです。

目次

同じコーチングプログラムをこなした、二人の英語学習者

先日、大手の英語コーチングサービスを受けたという二人の方と話をしました。二人とも似たような時期に、同じ英語コーチング会社のサービスを受けておられました。ちなみに二人とも男性で、年齢層も近いです。

うち、Aさんは自腹で受講料の50万円を奮発。もう一人のBさんはラッキーなことに、そのコーチングを会社から提供されたプログラムとして受けておられました。つまり自己負担は無しでした。

そして数カ月後、コーチングを終えた二人の成果には、大きな差が出たということでした。

「必死さ」では自腹を切ったAさんの勝ち

二人とも真面目にコーチングの宿題に取り組まれたそうですが、二人のどちらが必死に勉強をしたかというと、Aさんだったと思います。というのは自腹を切っておられるからですね。しかも、50万円という高額です。この英語コーチングを申し込んできた後、「今から3ヶ月後に、俺ペラペラになるから」と声高らかに周囲に言い放って歩いたそうです。

Aさんには、どうしても英語をマスターしなくてはいけない理由がありました。というのも、日々の仕事で英語ができないのは「死活問題」なんだそう。日頃接する外国人は会社のマネジメント層や外部の優秀なコンサルタントばかり。重要な議論に英語で関わることや英文資料・メールの読み込みなどが満足にできておらず、同僚にも「オマエの英語はヒドイ」(ほんとはもっと汚いコトバ)とまで言われ、もうやるしかない状況でした。

一方Bさんは受験英語の素地があり、TOEICも800点台半ばをすでに取得しているとのこと。コーチから1日3時間を英語に充てるよう提案されたもののそんなのムリです、と2時間に減らしてもらい、シャドーイング、瞬間英作文、単語の暗記など、Aさんと同じようなメニューをこなしていったそうです。

高額コーチングを終えても、Aさんの英語はイタかった・・・

そしてコーチング期間の終了後、成果が上がったのはBさんの方でした。コーチングを受けている期間は英語会議のリスニングが楽になり、英文メールや資料への抵抗が減り、処理時間が抑えられ、とにかく英語へのストレスが減ったそう。「勉強している期間は、あそこのサービスは良かったよ」という評価をされていました。

一方のAさん。規定の3ヶ月が終了してからもその会社の自習サービスを受けておられるようです、が。。私がAさんと同じ英語の会議に入ったところ、リスニングは問題がないように感じました。ですがスピーキングが本当に辛そうでした。聞いてるこっちもつらい・・・。話し始めてから終わるのに時間もかかって、んもう、待てませんやん訳しましょか?と思いましたが、そこは彼のプライドもあるのでひたすらBe patient and keep quiet…でした。

二人の成果に差が出た理由

ではなぜ、同じような高額のコーチングサービスを受けた二人の成果に差が出たか。理由は主にこの二つだと思われます。

① 英語の学習ステージに合った勉強法を行っていない:コーチングは万能ではないのですよね。初級のうちはティーチングが必要な方が大半だと思います。

② 基礎学力を、受験の時期にどれだけ付けておいたかで差がついた:情報をインプットして、自分なりに消化してアウトプットするまでの情報処理能力は本当に人それぞれ。大学受験で英語を大なり小なり勉強しこられた方は、やっぱり大人になってからの学び直しでも成果が早く、大きく出ることが多いです。ちなみにBさんは、偏差値の高い大学をご卒業です。

初級者さんは、コーチングよりティーチング

自分は学生時代は野球に打ち込んでいた。。英語は中2でザセツした。。今から英語をやっても成果が出ないということ?いえいえ、そうではありませんからね。特に、基礎から積み上げるのを慎重にやったほうがいいですよということです。Bさんタイプより、時間も少しだけかかります。

特に初級のうちや、中高生のときに勉強以外のことを頑張っておられた方が独学ではなく先生をつける場合は、コーチングより、もう少し細かい関わり方をしてもらえるサービスをお勧めします。

高額コーチングに行くと全部まるっと面倒見てもらえる!と思っていたらそれは違いますからね。あくまでも歩んでいくのは自分自身で、そこに面倒見の良い、細やかに関わってくれるコーチのサポートをつける、というのがコーチングです。手取り足取りということではないのです。
🔸関連記事:英語コーチングサービス STRAILに2か月通った体験談

今はいろいろなコーチングスクールがありますし、同じ学校でもコーチの力量・経験や相性もあるのでなんとも言えませんが、高額=良いサービス、とは限らないですからね。そこはご注意くださいね。

そして、こんなサービスがありますよと私から良い環境をご紹介したいのですが、現在2024年9月末の時点ではまだ準備を進めているところです。もう少し、開始までお待ちいただければと思います。

いろいろやるより、基礎をがっちり固めよう

高額のコーチングに成果を感じておられたBさんですが、話すことが流暢かというとそこまでペラペラという感じではありませんでした(この記事を読まれていたらごめんなさい)。コーチングの会社から提供された瞬間英作文のアプリも見せてもらったのですが、難しすぎません?と感じました。

たとえTOEICで800点を超えていても、Jump-Startからやり直すのはとても有益だと思います。中学基礎英語が無意識で、日本語のように理解したり話せたりするというのは、家の基礎工事がちゃんとできてるってことですね。柱がグラついてるのに家具やカーテン置いてもそりゃ良い家はできませんわ。ということです。
🔶関連記事:はじめての瞬間英作文 教材はこの一択!

あと、色々やりすぎ!ってはげしく思いました。毎日毎日シャドーイングして、音読して、単語インプットして、瞬間英作文して。って、その人に必要な栄養は人それぞれなんだから。やることが多すぎると脳みそ混乱しますよ?純粋に疲れますしね。英語を嫌いにならないことが一番だもの。。

まとめ

英語に真剣に向き合っているのに、お金も時間もかけているのに、成果が出ないーーーというとき、基礎が抜け落ちていたり、学び方が自分に合っていなかったり、ということが多くあります。人には成果の出た学習法も、自分には合っているとは限らないですからね。

何ごともそうですが、基本を固めるところに戻りましょう!それが超わかりやすくて面白い、教材や学びの環境を作るので、もう少しお待ちくださいね。世に溢れる英語学習サービスの中で、私の使命はここにあり、と思ってますから^^

楽しまないと、成果はでませんよぉー。Thank you for reading, and see you next time!

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