英語の近道を見つけるための、マジック質問 – 2

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自分はどんなゴールに向かっていて、何をすればいいのか、それにどのくらいの時間がかかるかあらかじめ分かっていたら、すごーく楽になると思うのです、どんなことも。Google mapの経路検索のごとく、使う交通機関と、乗り換えポイント、所要時間がわかっていたらあとは事務的にそれをこなすだけ。

英語学習もそれくらいシンプルにしたい！という思いを込めて、英語の勉強を始める前のマジック質問の続きを書いていきますね。一つ前の記事はこちらからどうぞ。ご自分に合う英語攻略の道が見つかったり、今やっていることにムダをなくせたり、学び続けるためのモチベーションを得ていただければと思います！

Q5. 現在の実力はどのくらいですか？それは数字で測れていますか？

現状どのくらいのことが、目標に対してできるでしょうか。また、数字にできるものは数字に置き換えます。TOEICなんかはわかりやすいですよね。今500点で、目標は700点、など。測り方は目標によって異なりますが、例えば英語で仕事ができるようになりたい場合、TOEIC L&RとVersantを受験すると良いでしょう。Versantって何？という方は、こちらの記事をご覧ください（＊後日、アップします！）

とはいえテストはお金もかかるし、もっと手軽に測る方法はないのか？というと、TOEICで点数を測りたい方にはこんな方法があります。

1. BOOK OFFかメルカリで、TOEICテストの模擬テスト教材を買う：おそらく1,000円から2,000円で中古のTOEIC模擬試験の問題集が手に入るはず。おそらくほとんど手付かずの、キレイな教材が・・・使いこなせず売ってしまう気持ち、はげしくわかります笑。

2. ネット記事やYouTube、TOEICのアプリなんかにも、サンプル問題がたくさん出ています。正確に採点できるものを私はみたことがないのですが、自分の実感として何割くらいできたかは把握できるのではと思います。でもどちらかというと、1の教材を買ってくる方がおすすめです。

皆さんにTOEICを受けて下さいと言っているのではなくて、目指すものが仕事での読み書きの能力を伸ばしたい場合のみですからね。ちなみに、TOEICって大きく分けると２種類あるのです。読み書きのテストと、話す・書く能力を測るテストですね。後者は1万円を超える受験料なのと、私自身の受験歴がないのでおすすめとは言えないのですが、それこそサンプル問題をチェックして自分に必要、と思われる場合は受験してみて下さいね。

・・・とまあこんな感じで、目的別に測り方がたくさんあるのです。「旅行で困らないくらいの会話ができるようになりたい！」という目標は測るのが少し難しいのですが、数値化できないわけではありません。一般的な会話文のYouTubeを聴いて何割くらいわかるかとか、言いたいことの日本語文を用意していくつそれを単語でもいいから伝えられるか、は把握できると思います。

ですが、正直ちょっと難しいですよね。ですので、まずは自分ができる範囲で現在のスタート地点を数値化してみて下さいね。学習のコーチについている場合は、ここをしっかりアドバイスしてもらいましょう＾＾

Q6. 英語を1日のうちいつ学ぶか、イメージが作れていますか？

１日のうちで英語がいつできそうかを洗い出していただきたいのですね。そして、 1) 机に向かえる時間、2) 机には向かえないけれど、耳や口が空いている時間の２種類に分けてみて下さい。

例えば私は朝起きて身支度と朝食の準備をしながら、過去に使った教材のよく知っている音声を録音アプリからかけ流すようにしています。朝はぼーっとしているので、頑張らなくても聞き取れる音声が良いなと思いました。その後、メイク中は意識して瞬間英作文など少し意識を向けて発音する時間を20分ほどとっています。YouTubeを見ていた時期もあるのですが、こうでもしないとほんっと英語にほとんど触れずに１日が終わってしまうので、英語タイムに切り替えました。

こうしたながら勉強は、これまでやったことの復習や、書いたりPCを開かなくても良いスタイルの勉強に向いています。一方でより集中力を必要とする作業をするのには、やはりデスクに向かうことになります。ディクテーションという音声の書き取りをしたり、問題を解くといったことですね。

とはいえ、これを毎日するのはなかなかしんどいですよね。。よくある「TOEICを申し込んだはいいけれど、何も準備しないまま当日を迎えた」という私含む皆さんは、おそらく毎日デスクに向かって英語を学ぶ習慣が元々なかったのでは？と思います。

ということでやっぱり習慣作りはとても大事なのですが、作るとしても毎日続けられそうな小さめの目標にしておくほうがベターです。「仕事から帰ったらすぐ1時間デスクに向かう」よりは、「朝起きて家を出るまでに、15分だけデスクに向かう」のような、これなら続けられると思えるものを一つイメージして、できれば文字に書き出してみて下さいね。

Q7. 日々の進捗を見守ったり、アドバイスをくれる人はいますか？

みなさん忙しく毎日を生きていますから、英語を新しく人生に取り入れるのはこれまでの習慣に新しいものを加えるということですよね。ですが、とにかく人間はサボる！笑。サボっても誰にも何も言われないならなおさらです。

サボる自分を乗り越えるために高額の教材を買うというのも一つの方法ではありますが、「無料よりはいい」くらいの効果しかないようです。私の師匠によると、かなり高額の授業料を一括で支払った生徒さんでも、数回すると授業に参加されなくなることがこれまで何度もあったそう。。人間のモチベーションとは、なんとはかないものでしょうか。。

結論としては、ともに学び合う仲間を見つける、専門知識を持つコーチを見つけるのがベストです。コーチは特に費用がかかるので、無料であれば「みんチャレ」というアプリで仲間をみつけるのが一番簡単で、かつ効果絶大です。🔸関連記事：英語学習の習慣化に「みんチャレ」アプリを使ってみた

英語を学ぶベストな「方法」を見つけようとYouTubeで情報を探しがちですが、どんな方法であっても「できるまで続ける」ことができれば、できるようになるんですよね。要は、続けたもん勝ちっていうことです＾＾

その他に確認しておきたい、３つのこと

自分に合った教材が選べていますか？なぜその教材を選びましたか？

教材の選択は本当に人によって様々で、専門家に相談するのがベストです。目的、現在地、得意な勉強のパターン、どういう時に挫折しやすいか、コーチにどう関わってほしいかなどを相談し、かつ走りながらカスタマイズをしてくださる方であればベストですね。

教材選びなんてわからん！今は一から英語をやり直したい、という場合は、このサイト内でも基礎力を短期間でつけるための標準的な英語学習の方法を書いていきますので、今後の記事をお読みいただければと思います！

学んだ履歴を記録する方法はありますか？

いつ何をやったかを記録しておき、一定の間隔で復習をするという「間隔反復」を激しくお勧めします。私は大学浪人の時に実践して、大きな効果を感じました。というか、これをやらないとほとんど全部、キレイに忘れていきます。あれだけ必死に覚えた日本史の寺院や仏像の名前を今はサッパリ忘れているのは、日常生活で反復しないからなんですよね。悲しい。。

記録を付けるにはアプリや手帳など、色々な方法があります。アプリによっては、今日復習する内容をリマインドしてくれるものまであります。なんて便利な時代なんだ。。以前は紙に書き出して、そしてその内容を記録していくのもなかなか大変でした。とはいえ私、紙に書くの大好きなんですよね。一覧性があるし実物が存在するので、紙で管理するのも良い方法です＾＾

間隔反復も記録していくのも、それぞれまた別の記事にまとめますね。

③何ヶ月くらいで、どのようなステージを進んでいくかイメージができていますか？

英語のロードマップを描いておきましょう、というお話です。最終的にどうなりたいのかというゴールと、そこまでに通る道をおおよそイメージしておくと良いです。一度作ってもその通りに行くことはマレですし、途中の道を描くのがとても難しいので、まずは最後のゴールと、この先３ヶ月以内の短いゴールだけ作っておくのがお勧めです。これも、明確に紙に書き出しておきましょう！

人間は、イメージできないことは実現できないそうですから。逆にいうと、イメージできたら実現できるということ。万年ダイエッターな人がいる一方で、式の日取りが決まっている花嫁さんが一気に綺麗になれるのは期限が明確で、目標への想いが強いからですよね。