とあるYouTubeの動画からイマージョンラーニングに、一瞬で恋に落ちました。「イマージョン」という言葉自体、日本ではそれほど広く知られた言葉でもない模様。でも成果がすごい!なんで2年やそこらであんなに話せるようになるの??
これはぜひ私もやってみよう!そして成果をここで報告していくのよっ。と意気込んだのが1週間ほど前。程よい教材も見つけて、実際にリーディングをやってみたら・・・つ、つらい・・・!
おそらくイマージョンはこれからの英語学習の主流になっていくのでは、と期待も寄せつつ、実際にやってみるとそれなりのコツがありそうです。TOEIC930点ホルダーでもこんな四苦八苦しているのねというリアルをお楽しみくださいませ。
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リーデイングは即・挫折。
「内容が知りたくてたまらないものをたくさん読む。今のレベルは一旦無視」というイマージョンの基本方針を自分なりのリサーチの末に得て、その後実践してみました(この記事に詳しく書いてます)。それで自分が大好きな洋画が文字起こしされた本をですね、読んでみたんです。でも二日で挫折しました(笑)。
初日。久しぶりにスクリーンプレイ「プラダを着た悪魔」を開く。映画で観て覚えているシーンの記憶も手伝い、本としても何度も冒頭部は目を通しているので、それほどの負荷は感じず。時間の都合で30分で終了。
次の日、二日目。昨日の復習はほとんどせず、本をパラパラする程度。続きを読んでいく。細かい注釈まで読む。ふむふむなかなか興味深い。字幕を追っているだけでは絶対に分からない背景知識も知れて、この「スクリーンプレイ」シリーズはめちゃめちゃお得だな・・・30分後、あーなんかアタマ痛い!今日はここまで!
3日目、やること多すぎてリーディングまで手が回らず。なのにYouTube動画を見る時間があるのはなぜだろう。。4日目、5日目、全く同じ状況。そして今に至ります。。
イマージョンは「浸かる」ということ。これではまるで英語に浸かれておりません。慣れもあるだろうけど、辛いのは続かないですよね。受験のクセというかまじめな性格なのか、細かいところまで一字一句読もうとしていたのがよろしくなかったのかもしれません。
やっぱり楽したい!そのための工夫を全力でやる
私はブログ読者さん代表として、先に失敗するのも仕事のうち。そう思えばこの失敗も失敗ではなくなるのですが、やっぱり辛いのはよろしくないですね。できれば楽したいのが人間心理。ここからは「楽をするための工夫を全力でする」ことに方針転換したいと思います。
今回、軽めの挫折の理由はレベルが高すぎたことだと感じました。いくら解説付きとは言え、ネイティブ向けの映画を丸飲みしようとしてたんですものね。そりゃ難しいわけです。
イマージョンラーニングではできるだけ多くの時間、英語に触れている必要がある。でもそれが自分の能力とかけ離れすぎていると分からない、辛い、ということに。
だったら、楽に読める、聴けるものを選べば良いのでは?・・・以前買ってこれまた中途半端に終わっている大学受験用の長文問題集を思い出しました。ブックオフで200円くらいでしたが、途中も何も、一題しか解けずに放置。高いような安いような(笑)。
試行錯誤の末・・・この動画なら楽に続けられるかも
「自分なりに楽に続けられる方法」の模索は続きます。
そもそも「読む」という行為は、意識を100%向けないといけません。その点、動画はやっぱり楽です。動画を選びさえすれば、あとは比較的受け身でいられます。読むのが前のめりの立ち姿だとすると、動画は背もたれ付きのイスに座っていられる感じです。
楽であるが故に、英語に触れる時間も増やせます。楽で聴き続けられるのであれば海外に住んでいるがごとく、「自然な言語環境」に近くなるのかも。私なりに今落ち着きつつある動画は、このYouTubeシリーズです:https://www.youtube.com/watch?v=ptUCkLS6meY&t=796s
「English + easy + conversation」と検索したら出てきた、[English Speaking Course] というチャンネル。登録者が280万人だそう。さすが英語チャネル、相当な方が見ておられますね。
1本のビデオは30分程度のものが多い様です。その中で日常的な1-2分の短い会話が連続して繰り広げられていて、一つの話についていけなくてもまた次で追いつけばヨシ。英語もクリアで自然。とは言え不自然に遅くない。そして語彙は極めて易しい(私には)。とはいえ数分に1つくらいは知らない単語も。このくらいであれば、がんばらなくていいから気が楽♪
あと、この単語ってこういうふうに使うんだ!のオンパレードなのです。これは単語帳で「英語→日本語」と訳して覚えさせられた私たちにはとても新鮮です。
そして単語以外も「この場面ではこう言うのね」という表現が満っ載です。「That sounds like a plan.」という表現をあの動画でもこの動画でももう3回も聞いたなーとか、こんな時はこんな風に言えるんだ、という気付きがたくさんありました。
あと、たまーに「オチつきの話」があるんですよ!これは関西人的には評価の高いポイントです。ただし毎エピソードでオチを期待しているとほぼ裏切られます笑。
完全なる受け身ではいけません:アクティブリスニングとは
ここまでの考察を経て、「気持ちが楽」っていうことが大事なんだ!とわかりました。楽であることは全てのベースなのかも。その余裕があるからこそ、知らない表現を少し学んでみようという気持ちになれるのかもしれません。これは、実体験としては大きな気づきでした!
そしてここで一つ注記しておきたいのですが、この記事では完全なる受け身姿勢をお勧めしているわけではなく、最低でも一度は対象に注意を向ける必要があるのではと考えています。
私の大好きなユートのチャンネルのユート君は、3段階の意識の向け方を紹介されていました。意識を向ける「アクティブリスニング」、聞いたらわかるものにながら聞きする「ながらリスニング」、そしてバックグラウンドで音を鳴らしておく「パッシブリスニング」の3種類ですね。これについては、次の記事で詳しく書き直します!
まとめ:知っていることを「使える」ものに変えていくために
YouTubeで得たノウハウを自分なりに解釈してやってみたら、リーディングでは教材選びにあっさり失敗しました。続けるための仕組みも良くなかったかもしれません。
でも、比較的自分が楽にいられるYouTube動画でそのプチ挫折が活きそうです。あんまり頑張って英語やるぞー!という意識にならなくても良い動画なら、その心の余裕が新しい知識欲にもつながってくれそうです。
ただし「完全なる受身形」は効果が薄まる、という説があります。これについては次の記事で詳しく書かせてもらいますね。ひとまず自分に合っていそうなものがあっさり見つかって、ホッと一安心です
それでは、Thank you for reading my blog and see you so soon!