イマージョン実践記2:アクティブリスニングがお得。

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TOEIC高得点ホルダーが挑むイマージョン実践記。前回の記事の続きとして、新たな発見と脳みそが進化した感覚について書いていきます。

まさかまさか、英語を学ぶときの心境=リラックスしていることが大事だなんて!まだイマージョン歴1週間ほどですが、小さな成果を感じたシーンもありましたよ。

目次

楽に理解できる英語の動画視聴を、数日続けてみた

前回の記事で、自分がリラックスしていられることが重要なのでは、という気づきを得たと書きました。イマージョンラーニングと関係の深いスティーブン・クラッシェン博士も「学習者が興味を持ち、リラックスした状態で言語を『受け取る』ことが言語習得に効果的」と説かれています。なんと博士も心理状態について述べていたとは!

ということで、私は洋画のスクリプトを読み込む「勉強」からあっさり離れ、「気楽♪に眺めていられる」この動画シリーズにたどり着いたのでした:English Speaking Course – Learn Daily Conversations by Topic in English | Don’t be upset | Speak Like A Native / https://www.youtube.com/watch?v=MfBgL7RkqnM

リラックスしていられるのが功を奏してか、動画を再生する回数も時間もここ数日、徐々に増えてきています(週末はちょっとサボりますが)。短い動画の集合だし、語彙力もいらない。あとツッコミどころが色々なのも地味に楽しい。YouTube動画なので、アクセスが簡単で無料っていうのもよきです。

イマージョンでは、同じ動画を何度も見るの?

こうしてようやく動画をたくさん再生し始めたわけですが、しばらくするとまた疑問が湧いてきました。

疑問①:同じ動画を何回も見た方がいい?

これについては、YESだと思います。動画シリーズでは「1週間」見続けてと言っていました。ユート君も繰り返すことで、受け身=パッシブの知識が無意識で使える=アクティブの知識になる、と説明されていました。

ここはクラッシェン博士の「リラックスした状態で受け取る」という学習の姿勢とどう折り合うのかなと思いましたが、何が何でも一字一句、100%全部理解するぞぉー!と気合いが入りすぎているのはよくないのだと思います。

かく言う私は動画を繰り返し見られていないので、再生リストに入れたりといった工夫をしないといけません。YouTubeというプラットフォームの最大の弱点、それは「関係ないショート動画を次々とクリックしてしまう沼」に無料でハマれてしまうことですね。ここはホントに、対策が必要です(自分のためにも!)

疑問②:語彙の暗記はどうする?

いくら自分にとって易しい動画でも、数分に1回は意識して覚えておきたい表現や単語が出てきます。それをどうストックしていくか。

ユート君は「Anki」というアプリを勧めておられますが、説明の動画を見る限りなんともめんどくさそう・・・それに自分でも試してからでないと、このブログ読者さんに気軽に勧めるわけにはいきません。

ただ、ユート君はAnkiでなくとも世の中にある色々な方法を活用すればOK、という説明もされていました。Ankiアプリが持つ長所、エッセンスを取り出して、もっと簡単で身近な方法がないかも探ってみたいと思います!

ちなみにマイ師匠は、単語帳を作らない派です。最初作っていたけれど数が多すぎて復習ができなくなったそう。師匠は文字通り「英語漬け」で常人離れした勉強量をこなしておられたのですね。「重要な単語にはそのうちまた出合う。だからとにかく量をこなす」のだそう。同時通訳になれる人の行動量、恐るべし。

リスニング:3種類の意識の向け方

ここで、リスニングの3つのモードについて整理しておきますね。

私がイマージョンに恋するきっかけとなった「ユートのチャンネル」のユート君が、【留学なし】勉強せずにリスニング力を爆発的に上げた方法 という動画を出してくださっています。その冒頭部で、「意識の向け方」が肝になるという説明をされていました。🔸引用元:https://www.youtube.com/watch?v=hBAsQRPt_rw

まず、リスニングには以下の3種類があるとのことでした。

・アクティブリスニング:対象の音声・動画に100%意識を向け、理解しようとすること。3種類の中では当然、最も学習効率が高まる。
・ながらリスニング:片づけや洗濯などをしながら、耳には対象の音声が入ってきている状態のリスニング。何を言っているかは理解できる。アクティブリスニングに比べて、4分の1程度の学習効果とされている。
・パッシブリスニング:対象の音声や動画に意識が向いていないが、「音」としては耳に入ってきている状態。

この動画の中であ!っと思ったのが、意識を向ける=脳にその情報を処理して下さいと伝えること、という説明でした。

・・・私、ほとんどがながらリスニングかパッシブリスニングだわ。アクティブになる時も断片的にある、というここまでのリスニングへの向き合い方をしてきています。ということは、その分効果がうっすい!ということ。脳が本気になってくれていないのか・・・。

ながらリスニングでも初見で分かる=それくらい私の脳に負荷をかけても理解できるのが良いんだと思い込んでおりました

リスニングに関して起きた変化:脳が一個増える感じ?

ということで、「可能なときはアクティブリスニング」というユート君のアドバイスを受け、アクティブを1日30分くらいに増やし本日で3日目です。

・・・これでもめちゃめちゃ少ないのですが、なんだか脳みそがもう一個増える感じ。と言うと大げさかな。これまで貯蔵庫にあった古びた部品たち=単語が、有機的に組み立てられてつながっていく感じと言えば伝わるでしょうか。簡単に言うと「あ、そうなんやー!」の連続なのです。

この”脳みそが開く”感じがなんとも楽しく、アクティブリスニングのモチベにもなっています。

英語 → 日本語という動画にイラっ

その英語だけの動画を一定量インプットした後で、別の動画を再生したんです。短い英語の文→日本語訳、という表現集ですね。そしたら・・・遅すぎて聞いていられず、すぐチャンネルを変えちゃいました。これを関西弁では「しんきくさい」と言います(笑)。

おそらくですが、英語を聞いて一瞬で処理するトレーニングを続けていた → 英語を英語で処理するのに慣れてきた → 今回聞いた英語も一瞬で処理できていた → 翻訳文が入るとそれだけ遅くなるので、イラついた ということなのではと思います。

えっ。こんな短い期間でも、英文を聴いて一瞬で処理する力が上がっていたとは、うれしい!成果が感じられたので、今の動画シリーズの視聴を続けますね。もちろん、アクティブリスニングの時間を増やすことと、語彙のストック方法のリサーチも併せてやっていきます。

まとめ:「脳が慣れる」くらい繰り返すのが良さそう

時間があるときはアクティブリスニングを、というユート君の学習方針ですが、このところ大量にリーディングをしないといけない状況だったのです。というのは来月、オーストラリアに旅行に行くんですね。

シドニー中心部から離れた田舎に行くので、その移動の情報収集がまた大変で・・・。不便だしコストもかかるしなんとか良い方法がないか探し回っていたのです。どうだろう、ここ数日1日に2時間以上は読みまくってたんじゃないでしょうか。

その結果、何が起きたか。・・・慣れてきました(笑)。一字一句頑張って理解するのではないので、気が楽です。それに、欲しい情報を拾い読みできるようになってきました。普段仕事でこんなに英語のサイトを読むことはないので最初ちょっと疲れていたのですが、慣れって本当にすごい

リスニングもリーディングも、楽しみを見つけながら、自分にしっくりくる無理のない方法で繰り返す、これが良さそうです。とは言えまだまだイマージョン・ジャーニーは始まったばかり。また経過をご報告しますね♪

それでは本日はここまで!See you soon!

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