英語学習で何をすれば良いか分からないとき

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大人になってから英語をやり直す場合、何からやればいいか分からない人は多いと思います。会社でTOEICを受けることになった、という人もおられるかもしれませんね。

英語を学ぶ順番としては、以下の３つのステップをたどることをお勧めします。

①ゴールを決める　②現在地を知る　③勉強法を調べる

世の中には情報があふれすぎて、逆に正しく選ぶのが難しくなってきているなと感じます。よくある英語難民さんの症状はこちら：

✔　いきなり英会話スクールやオンライン英会話を始めてみたが、全然話せなくて失望する
✔　再生回数の多いYouTube動画のマネをしてみたら、自分には合わなかった。そして次のノウハウへ・・・
✔　いろいろ調べすぎて何をやればいいのか分からずやる気がなくなり、結局なにも始めないままでいる
✔　とりあえず有名なTOEIC対策本を買ってみたけど、ほぼ何もしないまま試験当日を迎える

ということの無いように、多忙な社会人でも確実に成果を出せる英語学習法を見つけたいですよね。

この記事では、あなたに合った英語との向き合い方を見つけ、ムダな回り道を避けるために、英語を学ぶ前にチェックしておきたい３つのステップについてご説明します。

英語学習は、ゴールを決めることから始める

どんなことにも当てはまるのでしょうが、始める前に英語でいったいどうなりたいのかを決めることがめちゃくちゃ大事です。これを描かないまま走り出し、すぐに息切れしている人がなんと多いことか。。

まずは７つの質問に答えてみてください。

具体的なゴール設定：あなたは英語で、何ができるようになることがゴールですか？
学習期間：その目標にたどり着くために、どれくらいの期間をかけられますか？
- TOEICや英検が目標なのであれば、試験の日程を調べてみましょう。
- 遠すぎる目標だとやる気が起きないため、まず3カ月ほど先の期間設定がベストです。
予算：学習教材、オンラインスクーなど、どれくらいの予算がかけられそうですか。
協力者の有無：同僚や友人で、協力したり一緒に英語を学んでくれそうな人はいますか？
学習スタイル：独学か、オンラインのスクールか、通学するか、希望のスタイルはありますか？
勉強時間の確保：日々のスケジュールに、どのように英語を組み込めそうでしょうか？
環境の整備：静かな勉強場所や、学習ツールの準備など、学習環境は整えられそうでしょうか？

詳しくは、こちらの記事をチェキラです！
➡ 大人の学び直し英語では、具体的な目標設定が大事

旅行の英語が話せたらいいな、という人がTOEICを受けるのはちょっと違う、いやだいぶ違いますし、仕事で英語が使えるようになりたい人がTOEICを受けるのも、通過点としては良いのですが「目指すゴール」ではないのですよね。

目標は３カ月でできそうなものを設定し、さらに半分以下に小さくする

冒頭に書いた「とりあえず有名なTOEIC対策本を買ってみたけど、ほぼ何もしないまま試験当日を迎える」というのは、何を隠そう私のことです(笑)。一度や二度ではなく、ほぼ毎回そうでした。

自慢げに言うなという感じですが、いや、やる気もあるんですよ。TOEICの高い受験料をなんども払うくらいですからね。特に申し込むときはやる気があるのですが、不思議なくらい全くなにもせず気づけば試験の二日前。

だって、仕事が忙しかったんだもん、大きなイベントがあったんだもんという定番の言い訳もできるのですが、今思うとそれはひとえに「英語学習が習慣化できていなかったから」。

さらに、目標が大きすぎることも挫折の原因でした。その時の私は、買ってきた問題集を「３ヶ月で３周する」って毎回思っていたのです。

大きすぎる目標は、人間のやる気を見事にうばっていきます。正しい目標設定としては、「テキストの1/3を終える」くらいショぼいものが良かったのでしょうね。目標が大きすぎても、期限が遠すぎても人間はやる気スイッチが入らないものなのです。

そこで、
①最終目標は見すえつつ、３ヶ月でどこまでできそうかを決める
②さらにそれを半分の半分くらいに小さくする　　のが、目標設定としては正しいものになります。

英語のゴールを決めたら、次に現在地を知る

仮でもいいのでゴールが決められたら、二つ目のステップでやることはゴールまでの距離を知ることです。実際に移動するなら、地図アプリで調べたらすぐ移動手段ごとの詳しい道とかかる時間や費用が出てきますよね。英語もそういうものがあればいいのに・・・。

ともかく、現在地を知っておかないと前に進んだのかずーっと同じところにとどまっているのかがわかりません。なので、目標に関係のあるテストをしましょう！

会議で思ったことを話せるようになりたい　→　会議用の瞬間英作文10問を、時間を計って解く　

TOEICで600点取りたい　→　TOEICを受ける　　・・・などですね。

テストと言ってもTOEICや英検という「お金を払って受ける試験」でなくても構いません。できるだけ目標に関係があるミニテストを、自分で作っても良いのです。

また、きっと最初から良い点が取れないであろうことに抵抗も出てくると思います。そりゃそうですよね。あまりできないと、気分がいいものではないですからね。でもまあそこは、成長する未来の自分を信じましょう（きっと明るい未来が待っているから大丈夫です！！）

このテストを中間地点とゴール地点とでも繰り返します。期間が３か月間の目標を立てている場合は、最初と一カ月半経ったころ、あと３カ月が過ぎたころの３回、テストを受けてもらうことになります。テストの内容を覚えていなければ、同じものでも良いと思います。

英語の勉強法、どれが良いのかわからない場合でも大丈夫

３つ目のステップとして、英語の勉強法を調べます。とは言え世の中には英語の情報があふれすぎていて、何が良いのか判断できないですよね。

私がお伝えしている王道の学習ステップもあるのですが、まずは一つ、何でもいいから「小さな目標を達成する経験」を作って欲しいのです。

■ゴール：１か月後に、英語の会議で最初のあいさつだけは英語で話せるようになりたい

■テスト：会議の最初に言う言葉を日本語で書き出して、いくつ英語で話せるかを数える (お疲れ様です。→ Hi, how are you? / そちらのお天気はいかがですか？ → How’s the weather in [地名]? など簡単なものでOK）

■勉強法：言いたいことを大きめに紙に書き出すかWordで作って印刷して、トイレのとびらに貼っておく。トイレに入る度に声に出して１回読む

こちら、勉強法は「とりあえず思いつくものを紙に書き出して丸暗記」レベルのものです。ですがこれならお金をかけずに、１ヶ月で達成できそうではないでしょうか（実際のテストや印刷用のスクリプト、別記事で作りますね）。

いつも仕事で通訳さんを介して話しておられる方は、冒頭だけでも自分の言葉で話せるととてもその場が和みます。サラリーマンとして、これくらいの努力はしてほしいなぁ