英語のセルフ発音矯正 口をこう開ければすぐに良くなる!

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一人でもできる「セルフ発音矯正」について3つの記事を書きました。
■関連記事:発音矯正の記事① / 発音矯正の記事② / 発音矯正の記事③

それにしても、英語を話すだけでも精一杯なのに、さらに発音を良くしようなんて、私たちエラすぎますよね。今回は、一歩だけ深めてもっと根本的なところをお話しします。このポイントを押さえて音の出し方を変えれば、より英語らしい音を作れるようになります!

目次

英語は、普通の人でも声が大きい

欧米のタレント発掘番組、見られたことはありますか?公開オーディション番組で、ステージで歌やダンスを4人の審査員がジャッジするものですね。そのイギリス版、British Got Talent では2023年、とにかく明るい安村さんが日本ではおなじみのネタを披露し、会場が大ウケでした。I’m wearing… paaaaants!

この番組を見てビックリしたのが、素人の人でも声量がすごく大きいことです(あと、会場がブーイングとかスタンディングオベーションとか、リアクションも大きい!)。ステージに出られるイコール、オーディションに勝ち残っている人たち。なので実力が高いこともありますが、それにしても日本ののど自慢とか芸能人のカラオケバトルの出演者とは声量に、雲泥の差があります。

これはなんでなんだろう・・・英語は子音が多いから?でもそれだけが理由ではない声量の差があることを長い間、疑問に思っていました。が、英語の発音について学ぶ中でそれが解消したのです!

英語と日本語は、声の出し方がぜんぜん違う

英語も日本語もネイティブ並みに話せる人の、声の変化に気づいたことはありませんか?日本語を話すと普通の声の高さなのに、英語を話すと深くずっしりした響きのある声になる。日本のアナウンサーは、特に女性アナウンサーは声が高いのに欧米のアナウンサーは低くて大人っぽい声だったりします。

文化の違いなのかと思っていたのですが、それは「英語は、声というより息を出して話す。息を出すためには、ノドを開ける必要がある」ということだったのです!

ノドからの発声、こうすれば誰でもできる

ノドを開けるって、大きな口の形をすればいいの?いえいえ、くちびるというより、あくびをしたときの口の中の状態を作るのです。実際に、こうすれば今すぐにノドを開ける感覚を試してもらえます。自分の口から、こんなに違う音が出てくるんだ!と実感してもらえるのでぜひお試しください!

STEP1 まず息を吸って、はうぁ~とあくびをしてみてください。

STEP2 その時のノド、大きく空いていますよね。ノドが空気に触れていることを確認します。

STEP3 何か英語を話してみてください。I’m tired. I’m board. など、なんでもOK!

STEP4 同じ英文を、いつもの日本語的な発音で声に出してみてください。英語と全然違う音ですよね!

ノドを開けているときと、日本語的な発声で話すときと、ぜんっぜん音が違うこと、確かめてもらえましたか?その時に、息を続けて多めに出すとより英語らしくなります。子音をきれいに作れるからですね。

YouTubeで練習できる動画を見て実際にやってみても良いし、せっかくならいつも取り組んでいる教材の英語をこのノド開け発音でやってみるとあら不思議。いつもより英語らしい音が作れて、お手本音声に近づけるはずです(そのときは、意味より音に集中するといいですよ)。

ずっとあくびの口を保てないよという場合は、話し始める最初だけ、息を吸って喉が空気に触れるようにすると良いと思います。私は、ノドにずっと大きめのスーパーボールが入ってるイメージをしてます

この「あくび」のノドのカタチというのは、歌のボイストレーニングでも例に挙げる先生をよく見ます。ボイトレすると、大きい声が出せたり、ずっと歌い続けてもノドが枯れなくなりますよね。ということで、この英語のノド開け発音は歌が上手くなる基礎にもなるはず!一石二鳥ですね!

ぜひ色々な文を声に出して、英語らしい、深くて立体的な音、分厚い音を楽しんでくださいね!

ノドから声を出すと、自然に単語どうしの音がつながってしまう

この発音を練習すると、もっといいことがあります。それは英語の音声変化が自然にできてしまうことです。一つ前の記事で英語の単語はくっついて読まれたり、省かれたり、ラリルレロになったりするとお伝えしましたが、ノドを開けていると自然にそうなりやすいのです!
■関連記事:発音矯正の記事③

逆に言うと、音声変化のルールを意識して話すより、このノド開け発音を先に感覚的につかむほうが良さそうですね。すると、単語どうしが自然とつながり、カタカナ英語を卒業できます!英語を声に出すことが楽しくなると思います。

今までとは違う自分の声、めっちゃカッコよくて気持ちよいですよ。家に誰もいないときに、息を多めに吐きながら「これ言えたらカッコいい」英文をいっぱい声に出してみてくださいね!

まとめ

実家の法事に来てくださるお坊さん、もんのすごく声のいい方でした。声がいいだけではなくて、声量があって、息が長いんですよね。「お坊さんは声を出しているから長生きする」と母が言っていましたが、本当にそうかもしれません。声は健康のバロメーターなのだと思います。

日本語の声の出し方は、母音の多い日本語に合っているのでしょうね。日本の気候にも合っているのかもしれません。実際、寒冷地のロシアは口を開けていると凍ってしまうので(驚!!)子音の多い言語になったと聞いたことがあります。

英語の発声の仕方なんて、義務教育で最初にやってほしかったと思うくらいおいしい情報ですよね。。「あくびのノドで、息多め」、英語を話すときはこれを合言葉に、自分の口から出る深くてひろーい音を楽しんでくださいね!

Thank you for reading, and see you next time!

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